大谷翔平、DHなのに衝撃「9.1」 打者だけで上回った二刀流…叩き出す歴史的数値

54号3ランを放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
54号3ランを放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

二刀流でマークした2021年の9.0を超えた

 ドジャース・大谷翔平投手は27日(日本時間28日)終了時点で、米野球データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出するWARは9.1をマーク。二刀流としてプレーした2021年の数値を“打撃だけで”超えた。

 WARとは、どれだけチームの勝利を増やしたかを表すセイバーメトリクスの指標で、シーズンMVPを選ぶ上でも重要視されている。大谷は守備を行わないためほかの選手に比べて数値を上げづらいが、54本の本塁打を放つ大活躍で、リーグでは2位のチャップマン(ジャイアンツ)に2.1の大差を付けてトップ。MLB全体でも、ヘンダーソン(オリオールズ)を抜き3位に浮上した。

 25日(同26日)には8.6で、26日(同27日)には3安打の活躍で8.8に上がっていた。27日(同28日)には54号を含む4安打をマーク。9勝&46本塁打をマークして初のMVPに輝いた2021年のWARが9.0で、打者だけでその数値を一気に超えた。

 シーズンの65%以上を指名打者として出場した選手の歴代最高は、エドガー・マルティネスが1995年に記録した「7.0」。WARは下がる可能性があるものの、大谷は今季歴代最高記録を更新することはほぼ確実。史上初となる指名打者のMVPに期待がかかる。

(Full-Count編集部)

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