怪記録連発の大谷翔平は「史上最高の選手」 地元記者が強調、「満票MVP」の声続出

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

日本人初のトリプルスリー、リーグ10冠…記録に彩られた1年

【MLB】ドジャース 2ー1 ロッキーズ(日本時間30日・デンバー)

 歴史的な1年だ。ドジャース・大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、4打数1安打1盗塁をマークした。打率.310で首位打者の獲得はならなかったが、54本塁打、130打点の2冠は決定的。地元記者は球史に刻んだ偉業を紹介し、米ファンからも「満票MVP」と共感が送られている。

 大谷は3打席凡退で迎えた8回1死一塁の打席で、右前打を放って出塁。直後にダブルスチールを決め、今季59盗塁とした。首位打者争いでは打率.314のアラエスに及ばなかったが、本塁打、打点はリーグ断トツとなっている。

 打率、本塁打、打点、盗塁のいずれも自己ベストを更新。史上6人目の「40-40」だけでなく、前人未到の「50-50」まで達成した。さらに3割、30本、30盗塁の「トリプルスリー」も日本人として初めて達成。2年連続2度目の本塁打王、日本人選手初の打点王の座は確実と言える状況となっている。ナ・リーグはブレーブス-メッツ戦が2試合残っているものの、タイトルは決定的な状況にある。

 ドジャース専門ポッドキャスト「インサイド・ザ・ラビーン」で司会を務め、米スポーツ局「ESPN」の番組にも出演するブレイク・ハリス氏は試合後、自身のX(旧ツイッター)を更新。「ショウヘイ・オオタニが2024年を終えた」として達成した記録を紹介した。

「史上初の50-50」「DH史上最高のfWAR(9.1)」「年間411塁打は史上13人目(2001年以降では最多)」「年間99長打は史上17人目(2005年以降で最多)」「1940年以降では6人目の197安打+130打点+134得点(2000年以降では初)」

 数々の史上初と史上最高、歴代上位に入る数々の記録を生み出した。ハリス氏の投稿を見た米ファンは賛辞と興奮の様子で「容易に満票MVPだ」「3度目の満票MVP」「歴代最高の選手 最も偉大なMVP:ショウヘイ・オオタニ」などとコメントが寄せられた。

(Full-Count編集部)

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