最強打者は「ジャッジ」 米記者「簡単な選択」…大谷翔平との大きな差“223対190”

ヤンキースのアーロン・ジャッジ(左)とドジャース・大谷翔平【写真:ロイター、荒川祐史】
ヤンキースのアーロン・ジャッジ(左)とドジャース・大谷翔平【写真:ロイター、荒川祐史】

OPS+でジャッジはメジャー1位の223、大谷は190だった

 ドジャースの大谷翔平投手、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は今年のレギュラーシーズンで歴史的な活躍を見せた。米メディア「CBSスポーツ」の専門家は「どちらがより印象的だったか」という観点で、自身の考えを寄せた。デイン・ペリー記者はジャッジを「より価値のある選手」と称賛した。

 ジャッジは158試合出場で打率.322(559打数180安打)、144打点、長打率.701、1.159をマーク。2年ぶりに本塁打&打点の2冠を手にした。米野球データサイト「ベースボール・リファレンス」算出の「WAR」はメジャートップの10.8をマークした。

 ペリー氏は「もしオオタニが肘の手術から回復中でなく、今シーズン投げていたら、彼が明確なチョイスだっただろう。オオタニはナ・リーグのMVPとして相応しいが、2024年、より価値のある選手は明らかにジャッジだと私は思う」と語った。昨年9月に右肘手術を受けた大谷は今季、指名打者に専念した。主にセンターでプレーしたジャッジとはこの点で大きな違いがあると主張した。

 さらにOPS+と出塁率で上回り、特に出塁率で大谷を大きく引き離していることに言及した。OPS+とはリーグ平均を100としてOPSの傑出度を測る指標。ジャッジが223で大谷が190だった。出塁率はジャッジが.458で大谷が.390。どちらもジャッジがメジャー1位だった。

 一方で、盗塁数は大谷が59でジャッジは10だった。「オオタニの盗塁は確かに素晴らしいが、ジャッジの他の攻撃面でのより優位な数字を覆すには不十分だ。DHとして活躍することと主にセンターとして活躍することには大きな違いがある。私にとっては、(ジャッジが)簡単な選択だ」と結論付けている。

 指名打者のみだった大谷と、センターの重責を担ったジャッジ。盗塁では差が開いたものの、他部門では圧倒的な成績を残しており、ペリー氏はすんなりとジャッジを選択した。

(Full-Count編集部)

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