ジャッジよりも「オオタニを選ぶ」 米記者仰天…訴えた大谷翔平の“希少性”

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

理解の範疇超えた54-59「毎晩のように見てきたこととは思えない」

 今年のメジャーリーグで圧倒的なインパクトを残したのが、ドジャースの大谷翔平投手とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手。ともに本塁打&打点の2冠王に輝き、今季リーグMVPの最有力候補とされている。では、どちらがより「印象的」だったのか。米メディア「CBSスポーツ」の記者が自身の考えを寄せており、RJ・アンダーソン記者は大谷を推した。

 メジャー7年目の大谷は昨年9月に右肘手術を受けた影響で、指名打者に専念。159試合出場で打率.310、197安打、54本塁打、130打点、134得点、59盗塁、出塁率.390、長打率.646、OPS1.036というとてつもない成績を残した。「43本塁打&43盗塁(43-43)」からメジャー初を次々と更新し、「54-59」にまで達した。

 新天地のドジャースで記録ずくめの1年を過ごした大谷。アンダーソン氏は「生産性や価値を数値的に評価するだけなら、ジャッジのシーズンを選ぶだろう」とした上で、「印象的というのを“理解し難い”という意味でとらえるなら、オオタニを選ぶだろう」と主張した。

 確かにジャッジは58本塁打、144打点、OPS1.159など、大谷を上回る衝撃の数字を多く残した。それでも「1シーズンに50本のホームランを打ち、50盗塁を達成する選手がいるというのは理解し難いこと」と大谷を評価する。

 さらに「その選手は、健康な時には素晴らしい投手でもあるのだ。神話のような話で、過去6か月間、毎晩のように見てきたこととは思えない」とも形容した。ジャッジが積み重ねた数字はすさまじいが、理解の範疇を超えている点では大谷の偉業に軍配を上げている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY