大谷翔平以上のことは「できない」 ジャッジは2年前より「危険な打者」…2人の評価を分けた違い
No.1は大谷翔平かジャッジか…モロシ記者の見解「間違った答えはない」
ドジャースの大谷翔平投手とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は今季、ともに本塁打&打点の2冠王に輝くなど、圧倒的な打棒を披露した。どちらがより良いシーズンを送ったのかという問いに対して、「MLBネットワーク」のジョン・モロシ記者はジャッジがやや優勢とするも甲乙つけがたく「間違った答えはない」と語っている。
ドジャース地元メディア「NBCロサンゼルス」は「ショウヘイ・オオタニか、アーロン・ジャッジか:より良いMLBシーズンを送ったのは誰?」のタイトルで記事を掲載。「どちらかを選びたくないが、選ばなくてはならない」「どちらがよりよいシーズンを送ったという証拠はあるだろうか?」とした上で、モロシ氏に意見を聞いた。
モロシ氏は、ジャッジの今季打撃について「野球史上、打者が送ったシーズンとして屈指のものだろう」と絶賛。「スイング数、空振り、ボール球を振る頻度も減った」とし、「彼は2022年当時よりさらに危険な打者になり、ポストシーズンでヤンキースと対戦するチームにとっては非常に怖いことだ」と強調した。ア・リーグ記録の62本塁打を放った2022年より進化したと評している。
大谷については「今年、守備には就いていない」と指摘し、「体力的に求められるものが大きいポジション(中堅)を守っている理由から、ジャッジがやや有利と私は見るが……」とジャッジ優勢と述べた。一方で、大谷の成績の改めて驚嘆。「50-50。やれやれ、これ以上のことはできないだろう。なので、間違った答えはないと言うようなものだ」としている。
記事は、最終的な判断要素はポストシーズンでどのようにやるかということなのかもしれないと、“決着”はプレーオフのパフォーマンスによるとも述べている。ドジャースはパドレス、ヤンキースはロイヤルズとの地区シリーズに5日(日本時間6日)から臨む。2人はどんな打棒を見せるだろうか。
(Full-Count編集部)