vs大谷翔平の“秘策”は「教えないよ」 敵将は笑顔も…賛辞惜しまず「非常に優れた選手」
10月6日から地区シリーズ開幕
パドレスのマイク・シルト監督が4日(日本時間5日)、地区シリーズ第1戦を控えた前日会見に出席し、ドジャース・大谷翔平投手について言及。大谷対策については「君たちには教えないよ」とニヤリと笑顔を見せ、報道陣も笑いを見せた。
大谷は今季パドレス戦に12試合に出場し、打率.326、1本塁打、7打点、OPS.926。9月の首位攻防カードでは勝ち越し打を放ち、チームを勝利に導く活躍を見せた。シルト監督は大谷の出塁を抑えるための「(プランには)自信を持っている」と語った。
ドジャースには大谷に加えてムーキー・ベッツ内野手、フレディ・フリーマン内野手が上位打線を形成。シルト監督は「(3人とどう対戦するかについて)どう対応するか考えている。いくつか方法はある」と、“MVPトリオ”封じに自信をのぞかせた。それでも「ムーキーは左腕も右腕も打てる、ニュートラルな選手。彼(大谷)は非常に優れた選手だ」と賛辞も惜しまなかった。
大谷は今季159試合に出場し、打率、本塁打、打点、盗塁のいずれも自己ベストを更新。打率.310で惜しくも首位打者獲得はならなかったが、54本塁打と130打点で2冠を手にした。史上6人目の「40本塁打&40盗塁(40-40)」だけでなく、前人未到の「50-50」も樹立。日本人として初めて「トリプルスリー」も達成した。
昨年12月に10年総額7億ドル(約995億円)でドジャースに移籍。加入1年目は圧倒的な成績でチームを牽引し、ドジャースは98勝64敗、メジャー最高の勝率.605でレギュラーシーズンを終えた。メジャー7年目で初めて地区優勝を経験。大谷にとって初のポストシーズンとなる地区シリーズは10月5日(同6日)に開幕する。
(Full-Count編集部)