戦力外の34歳に「まだやれますよ!」 2軍日本一に貢献…満面の笑みを「一生忘れない」
DeNAから戦力外通告を受けた大田がファーム日本選手権で躍動
ファーム日本選手権が5日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われ、DeNAがソフトバンクを6-2で破り初優勝を飾った。1日に戦力外通告を受けたDeNAの大田泰示外野手も「4番・左翼」でスタメン出場。4打数2安打の活躍でファーム選手権が創設された1987年以降では初の日本一に導いた。
スタンドからの拍手が鳴り止まなかった。5点リードの7回先頭で右安打を放った大田は一塁ベースに到達すると、ガッツポーズを見せつけた。代走を送られ、ベンチに戻るとナインからも笑顔で迎え入れられた。
この様子を「DAZN」公式X(旧ツイッター)が映像で公開すると「まだまだやれる」「まだまだ見たい!」「この打席を一生忘れない」「まだやれますよ!」「今すぐに再契約してくれ」「ここで終わる選手じゃない!」などの声が上がった。
さらには「横浜に大田泰示という漢がいた事、絶対忘れない」「獲得希望の球団お待ちしています!」「来シーズンどこのユニ着てるのかな」「まだまだ現役で見たいよおおおお」「本当にベイスターズに来ていただきありがとうございました」と“新天地”での活躍を願うファンも見られた。
大田は2008年ドラフト1位で巨人に入団。2017年からは日本ハムに移籍し、2019年には20本塁打を記録。2020年にはゴールデン・グラブ賞を獲得したが、2021年オフに自由契約となり2022年からはDeNAでプレーしていた。