1番・大谷翔平は“不動”か ロバーツ監督、打順変更は「Noだ。その考えはない」

取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】
取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

大谷はPOで打率.222、1本塁打…安打は全て走者ありの状況で記録

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が15日(日本時間16日)、敵地で行われるメッツとのリーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)を前に会見を行った。1勝1敗のタイで迎える16日(同17日)の第3戦へ向け、打線の変更の可能性は「Noだ。その考えはない」と強調した。

 1番を打っている大谷翔平投手は今ポストシーズンは打率.222、1本塁打、5打点を記録。6安打は全て走者を置いた場面で放ったものだが、走者なしでは19打数無安打となっている。また、正捕手のウィル・スミスも7試合でわずか2安打、打率.087と不振に陥っている。

 指揮官は「ショウヘイが得点圏で打てないという多くの懸念の声が以前あったのに、そこからの状況の変化がとにかく変な感じもする」と、大谷が8月まで得点圏で結果を残せていなかったことを引き合いに出し、「そして今、彼が打てるように走者を出さなきゃいけないと、そのための方法をみんなが見つけようとしている。それが少し滑稽に思えるよ」と語った。

 そして「第3戦や第4戦で誰が出塁するかは、誰にも予測できないと思う。だが、私がショウヘイを3番や4番に変えるということは、現実には起きないだろう」とし、“1番・大谷”を動かさないとしている。

 大谷はパドレスとの地区シリーズで、ダルビッシュ有投手の前に6打数無安打3三振、左腕タナー・スコットには4打席4三振に封じられた。また、リーグ優勝決定シリーズ第2戦では左腕ショーン・マナイアにも3打数無安打。ロバーツ監督は「(マナイア、ダルビッシュ、タナー・スコットとの対戦以外は)問題ないと思っている。彼は手強い投手と対戦した。私的には、明日についてはいい感触を得ている」と言及。

「第6戦まで続けばの話だが、おそらく第6戦まではマナイアと対戦はしないだろう。しかしながら、対戦投手に関係なく、彼は打撃のゾーンについて対処し続けなきゃいけないと、私は感じている。そして誰もが知るように、彼ならどんな投手相手でも打てると思う」と、大谷への信頼を口にした。

(Full-Count編集部)

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