大谷翔平は「いい人だね」 NYファン手のひら返し?…“粋な発言”に感動「褒めたぞ」
リンドーアも大谷を絶賛「正しいやり方でプレーしているし、そう言う部分も尊敬」
ドジャース・大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、シティフィールドで行われたリーグ優勝決定シリーズ第3戦の前日会見に臨んだ。MVP争いの対抗馬とされるメッツのフランシスコ・リンドーア内野手について「素晴らしいグッドガイ」と称える場面も。発言を聞いたNYメディアやファンも続々と反応し、「ショウヘイ、いい奴だね」といった声も見られた。
大谷は今季レギュラーシーズン159試合に出場し、54本塁打と130打点で2冠。前人未到の「50本塁打&50盗塁」も達成した。対するリンドーアは、152試合出場で打率.273、33本塁打、91打点、OPS.844、29盗塁をマーク。優れた遊撃守備もあって、8月末の段階ではMVP投票で重視される勝利貢献度WARで大谷を上回り、東海岸を中心にMVPに推す声もあった。
大谷はこの日の会見でリンドーアについて言及。笑顔を見せながら「レギュラーシーズンからチームを引っ張っていると思いますし、それだけ素晴らしい選手ですし。会えば笑顔で挨拶して、素晴らしいグッドガイ。僕も好きな選手の一人ではあるので」とリスペクトをもった発言をした。
“ライバル”を称える発言にNYメディアも注目した様子。地元放送局「SNY」のフィリップ・マルティネス記者は「ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦を前に、ショウヘイ・オオタニがフランシスコ・リンドーアを褒めたぞ」と題して寄稿。「2024年の後半戦における議論は、メッツの遊撃手であるリンドーアがオオタニよりもMVPに相応しいかどうか、というものであった。それはファンが議論できることである一方で、彼らが両方とも、今季のチームの成功における助けになったということは、紛れもない事実だ」と綴っている。
また、同局はX(旧ツイッター)に大谷の会見映像を投稿すると、相変わらず過激発言も続く中、ニンマリ笑顔のメッツファンもいるようだ。「リンドーアについていいことを言ってくれるなんて、彼はいい人だね。オオタニを非難する必要なんてない」「これはかなり粋なことだ」「リンドーアもオオタニについて同じ様に称賛するろうね。ともに素晴らしい選手だ」などとコメントが寄せられた。中には「メッツにきて彼と一緒にプレーすべきだった」と、2023年オフにFAになった際、メッツと契約すべきだったと主張するファンも現れた。
一方でリンドーアも会見に臨み、大谷について「彼には最初の頃から(注目度の面で)重圧がかかかっていた。彼に対する周囲の目だったり、向けられるカメラだったり。自分らしくありつづけ、うぬぼれたりせずに最後までやりぬく、それが僕からしたら見事」と絶賛。「彼は正しいやり方でプレーしているし、そう言う部分も尊敬している」と、両者ともに称賛を惜しまなかった。
(Full-Count編集部)