大谷翔平WS出場で…ド軍編成トップも感慨 思い出す12月の“固い約束”「実を結ぶとは」
フリードマン編成本部長も驚き「信じられない程に特別」
目指していた大舞台に辿り着いた。ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地・メッツとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦で2安打、1打点の活躍で勝利に貢献した。移籍1年目にして初のワールドシリーズ進出。アンドリュー・フリードマン編成本部長も「1年目から実を結ぶとは、本当にみんなにとって特別だと思う」と拳を握った。
大谷は昨年12月にドジャースと10年7億ドル(約1050億円)で契約。入団会見では「このドジャースが経験してきた10年間を成功だと思っていない」という球団幹部やオーナーの言葉に惹かれたことを明かしていた。
レギュラーシーズンでは54本塁打130打点でリーグ2冠に輝き、史上初の「50本塁打&50盗塁(50-50)」を達成。チームの地区優勝に導いた。自身初のプレーオフでも打率.286、3本塁打10打点。得点圏で9打数6安打と勝負強さを発揮した。
フリードマン編成本部長は「ショウヘイが10月に出場する機会を得たのは、今回が初めて。我々のファンは彼のことを間近で見ることになるし、世界中のファンがこの機会はを得るのは、信じられない程に特別なことだと思う」と感慨深く話した。
続けて「我々が彼と12月にあった時、まさにこの話をしていた」と契約当初の会話を思い起こした。「これが1年目から実を結ぶとは、本当にみんなにとって特別だと思う」。シャンパンまみれで喜びを滲ませた。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)