大谷翔平vsジャッジ…頂上決戦で生まれた“史上初” 歴史的シーズンに付加価値
米データ会社が紹介…シーズン50HR以上の選手がWSで対戦は初
【MLB】ドジャース 10ー5 メッツ(日本時間21日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地で行われたメッツとのリーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第6戦に「1番・指名打者」で先発出場。ダメ押しの適時打を含む4打数2安打1打点、3出塁2得点の活躍を見せた。ドジャースはシリーズ成績4勝2敗とし、2020年以来4年ぶりのワールドシリーズ進出。ヤンキースとの頂上決戦に挑む。米データ会社によると、2024年の一戦は“史上初”の記録が生まれたという。
メジャー7年目で初の大舞台に到達した。大谷は3点リードの6回無死一、二塁、右腕スタネックの97.8マイル(約157.4キロ)を詰まりながらも中前へ運び、貴重な適時打を放った。これでポストシーズンでは得点圏で9打数6安打の打率.667の大活躍だ。さらに8回には千賀滉大投手から四球で出塁。リーグ優勝決定シリーズでは球団新記録の17出塁を決めた。
一方で、ア・リーグでは前日19日(同20日)にヤンキースが4勝1敗でガーディアンズを下し、15年ぶりのワールドシリーズへと駒を進めていた。今季58本塁打&144打点を記録したアーロン・ジャッジ外野手やフアン・ソト外野手が率いる強力打線と、大谷率いるドジャースが激突することに。東西の名門対決は1981年以来43年ぶりとなる。
米データ会社「オプタ・スタッツ」は自社X(旧ツイッター)を更新。「レギュラーシーズンで50本塁打を放った2人の打者がワールドシリーズで対戦するのは、MLB史上で初めてのことだ」と紹介し、大谷とジャッジの画像を添えて投稿した。大谷は54本塁打、ジャッジは58発を放ち、ともに本塁打王を獲得。“大台”に達した打者がワールドシリーズで相まみえるのは史上初という。
2022年に大谷は前人未到の“W規定”を達成したが、同年にア・リーグ新記録の62本塁打を放ったジャッジの前にMVP投票では惜敗。両者は“ライバル”としてメディアやファンからも扱われることが増えた。今季から大谷はドジャースへ移籍。“直接対決”の機会は減った中で、世界一を決める舞台で覇を競うことになる。
(Full-Count編集部)