巨人・梶谷、筒香へ感謝「また一緒にやりたい気持ちがあった」 CSの複雑な心境も明かす
4歳下のDeNA・筒香嘉智に言及
巨人・梶谷隆幸外野手23日、東京都内で会見を開き、今季限りで現役を引退すると発表した。横浜、DeNAを含めて18年の現役生活を過ごし、980安打、打率.270、126本塁打、441打点を記録した。会見では古巣DeNAで苦楽を共にした4歳下の筒香嘉智外野手にも言及。「彼と一緒に試合に出てきて、とにかく素晴らしい選手と思いながら間近でみていた」と思いを明かした。
開星高(島根)を経て2006年高校生ドラフト3巡目で横浜に内野手として入団。2009年に1軍初出場を果たし、2013年には77試合ながらも打率.346、16本塁打、OPS1.047をマークした。2014年から外野手に転向し、142試合で39盗塁で自身初タイトルとなる盗塁王を獲得した。2016年には18本塁打を放ち、DeNA球団初のクライマックスシリーズ(CS)進出に貢献。日本シリーズでも一発を放った。
横浜時代は最下位もAクラス入りも経験した。自身は2020年オフに国内FA権を行使して巨人に移籍。今季は故障もあって6試合の出場にとどまり、古巣DeNAとのCSファイナルステージでは出番もなかった。巨人は第1戦から3連敗を喫したが、そこから2連勝。しかし最終第6戦は9回に勝ち越され、日本シリーズ進出とはならなかった。
巨人と古巣の大一番を見た感想を問われると、梶谷は複雑そうな表情を浮かべながらも「正直な気持ち両方応援していたけど、やっぱりジャイアンツに勝ってほしかった思いは強いです」と気持ちを吐露した。また、筒香についても「彼と一緒に試合に出てきて、とにかく素晴らしい選手と思いながら間近でみていた」と感謝を述べた。
続けて「アメリカにいって、たぶん相当な努力したけど、思いを貫いてやり切るまで帰らない決断をしていたと思う。人間としても、プレーヤーとして尊敬。また一緒にやりたい気持ちがあったけど、あと4つ勝って日本一なってほしい」と、自身が成し遂げられなかった日本一へ期待を込めた。
(Full-Count編集部)