ド軍が抱える「破滅」の危険性 大谷ら打撃陣は「史上最高」も…NY敏腕記者がヤ軍を推すワケ
ジョン・ヘイマン記者「全員が健康で出場可能なら、どこもドジャースには勝てない」
今年のワールドシリーズにはドジャースとヤンキースの人気2球団が進出。1981年以来43年ぶりの“名門対決”は、25日(日本時間26日)にドジャースタジアムで始まる。下馬評ではドジャース優勢の声が多いが、米紙「ニューヨーク・ポスト」の敏腕記者、ジョン・ヘイマン氏がヤンキースが優位と予測した。ドジャースは先発投手が足りないと指摘している。
同紙は、「ヤンキースがワールドシリーズでドジャースを制する短い理由」とするヘイマン氏の記事を掲載。ドジャースについては「ショウヘイ・オオタニから始まる、史上最高のトップ3を揃えている」と打線を称賛。「全員が健康で出場可能なら、どこもドジャースには勝てない」と語る。
その上で、問題は故障者続出の先発陣だと指摘。起用できるのはジャック・フラハティ、山本由伸、ウォーカー・ビューラーの3人しかいないことに言及した。ナ・リーグのあるスカウトは「ドジャースは投手陣が不足している。ヤンキースが6試合で勝つだろう」と予測したという。
先発不足の中、ドジャースは地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズで“ブルペンデー”を駆使。勝利に結びつけたが、記事は「ヤンキースはロサンゼルスの先発投手不足を暴くだろう」と伝える。
そして「(ドジャースの)ブルペンはヤンキース打線に対してそれほど大きなアドバンテージにならないだろう」「メッツ戦では完璧な展開に見えたが、ヤンキースはドジャースのリリーフ陣をより多く見る機会があり、ヤンキースが相手では同じ展開にはならないだろう」とあるナ・リーグのコーチは語ったという。
ヤンキースはゲリット・コール、カルロス・ロドン、クラーク・シュミット、ルイス・ギルと先発投手が揃う。記事は「崩壊しているドジャースのローテーションと比べると勝者に見える。それがドジャースの破滅の原因となるだろう」と予想している。頂上決戦はどんな展開になるだろうか。
(Full-Count編集部)