大谷翔平、初WSに興奮「特別な試合」 メディア殺到で“混乱”…デコピンは「体調が良ければ」

WS前日会見に臨んだドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】
WS前日会見に臨んだドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】

ドジャース-ヤンキースの“歴史的カード”も「なるべく冷静なプレーがしたい」

 ドジャースの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、本拠地ドジャースタジアムでワールドシリーズ(7回戦制)の前日会見に臨んだ。「いよいよ始まるなという。興奮している感じです」。会見ブースには約30、40人のメディアが殺到。「デコピンは来るのか?」という質問には「体調が良ければ来ると思います。ハハハ」と笑顔を見せた。

 大谷はメジャー7年目で初のポストシーズン出場。全11試合に「1番・指名打者」で出場し、42打数12安打の打率.286、3本塁打、10打点をマークしている。メッツとのリーグ優勝決定シリーズではシリーズ17出塁。同僚マンシーと並んでポストシーズン同一シリーズの球団最多記録を作った。

「毎年、ワールドシリーズは盛り上がっていますし、今までも逆に見る側だったので。楽しみにもしていました、悔しい思いの中で。今年は自分がプレーできる喜びをフィールドで出せたらいいなと思っています」

 ドジャースがヤンキースとワールドシリーズで対戦するのは1981年以来43年ぶり。歴史的な一戦には「特別な試合だともちろん思います、ただ僕自身は初めてなので、なるべく冷静なプレーがしたいなと思います。集大成としてこのシリーズを勝って、最高の終わり方ができたらなと思います」と平常心を保った。

 大谷は54本塁打、ジャッジは58本塁打を放ち、共に本塁打王に輝いた。50発以上の打者がそれぞれのチームにいるワールドシリーズは初めて。ジャッジから「球界で最高な選手」と評されたと伝えられると「ただただうれしい。球界のトップの選手だと思っているので、そういう選手から言ってもらえるのは特別なことだと思います」と気持ちを引き締めた。

 また、両リーグの本塁打王対決となるのは、1956年ヤンキースのミッキー・マントルとドジャースのデューク・スナイダー以来68年ぶり6度目。世界中から注目の集まるカードだが「勝てば、もうなんでもいい状況。打てた打てないとか、有意義なアウトならOKじゃないかなと思う。全て、勝ったか負けたかで決まるので」と決戦に向かった。

(Full-Count編集部)

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