大谷翔平、世界一に感慨「最高のシーズンだった」 ファンにも感謝「声援が力に」
初のPOは打率.230、3本塁打、10打点
【MLB】ドジャース 7ー6 ヤンキース(日本時間31日・ニューヨーク)
ドジャース・大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、敵地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第5戦に「1番・指名打者」で先発出場。4打数無安打ながらも、8回には打撃妨害で出塁。ベッツの勝ち越し犠飛の呼び水となった。チームは歓喜の世界一を達成。試合後にNHKのインタビューに応じ、「最高の終わり方ができた」と胸中を明かした。
第5戦は最大5点差をつけられたが、5回に一挙5得点。再びリードを許したものの、8回に逆転に成功。1点差のヒリヒリする試合を制して歓喜を味わった。大谷は「ただただ嬉しい。ナイスゲームだったと思います」と笑顔。「新しいチームに来て、最高の終わり方ができたかと思います」と喜びに浸かった。
昨年12月に10年総額7億ドル(約995億円)でドジャースに移籍。加入1年目はレギュラーシーズン159試合に出場し、打率、本塁打、打点、盗塁のいずれも自己ベストを更新。54本塁打と130打点で2冠を手にした。史上6人目の「40本塁打&40盗塁(40-40)」だけでなく、前人未到の「50-50」も樹立。日本人として初めて「トリプルスリー」も達成した。
大谷はメジャー7年目で初のポストシーズンに出場。新しく加わったドジャースは「いい選手でもあり、いい人たちでもあり、本当にまとまったチームだと思います」と言及。そしてファンに対しても「シーズン中から遠いところから、球場に応援に来てもらったりとか。声援が力になったので、何とか勝てていい思い出になって最高のシーズンだったと思います」と感謝を口にした。
地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズ、ワールドシリーズの全16試合に「1番・指名打者」で出場し、打率.230(61打数13安打)、3本塁打、10打点、出塁率.373、OPS.766を記録した。地区シリーズ第1戦では起死回生の同点3ラン。メッツとのリーグ優勝決定シリーズでは17出塁を記録し、同僚のマックス・マンシー内野手と並んでポストシーズン同一シリーズの球団最多記録を樹立した。
初のワールドシリーズでは第2戦の7回、二盗を狙った際に左肩を亜脱臼。出場が危ぶまれたものの、その後も強行出場を続け、最後までチームを鼓舞した。
(Full-Count編集部)