19歳ドラ1が痛感した“違い” 突き刺さったプロの現実…「空気に慣れないと」
オリックス・横山聖哉「自分に取り入れられるところは吸収していきたい」
オリックスの横山聖哉内野手が、高知秋季キャンプで鍛錬を積んだ。台湾で開催されるウィンター・リーグに参加するため、14日に一時帰阪。「収穫のある日々でした」と11月の前半2週間を振り返った。
2023年ドラフト1位でオリックスに入団した19歳の逸材。プロ1年目の今季は12試合に出場して打率.150の成績だった。プロ初安打を含む6本の安打を記録したが「結果を残し続けることは難しいことだなと思いました」と現実を突きつけられた。
2軍では86試合に出場して打率.223、1本塁打、22打点をマーク。今後は台湾ウィンター・リーグで経験を積む方針で「普段は交わらない他のチームの選手もいる。自分に取り入れられるところは吸収していきたい。先輩など、見たことのない打撃や守備を見て、少しでも技術を盗んでいきたいなと思っています」と力を込める。
新人年だった今季は1軍の雰囲気に“戸惑う”こともあった。「2軍は、ざわざわしていなくて平常心でプレーできた。ただ、1軍の舞台だと歓声も大きいので、少し緊張があります。良い意味で1軍の空気に慣れないといけない」。
プロ2年目の目標は「春のキャンプからアピールして、開幕1軍を目指したい。今年より多くの試合に出場したいなと思います」。じっくりと野球と向き合うオフになる。
(真柴健 / Ken Mashiba)