DeNA筒香嘉智、現状維持で契約更改 今季途中加入で日本一貢献…「これなら勝負できる」
今季は57試合で打率.188、7本塁打、23打点…3年契約2年目へ
DeNAの筒香嘉智外野手が20日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、来季契約にサインした。今季途中に加入して年俸3億円の3年契約(3年目は変動制)を結んでいた。(金額は推定)
5年ぶりに古巣復帰した今季、57試合で打率.188、7本塁打、23打点にとどまり、スタメンを外れて代打での起用も増えた。「米国で数年プレーをしていて日本に帰ってきて当初の対応というところで少しは時間がかかるなという僕の感覚があったんですけど、それが怪我の影響もあり最後まで長引いてしまったなというシーズンでした」。
印象的な1試合は復帰戦となった5月6日(横浜)で「本当に横浜スタジアムでファンの前であれだけの声援をいただいてプレーをさせていただいたという部分で本当に野球人としてうれしい瞬間でした。すごい幸せな瞬間だなとずっと試合中に感じていましたし、僕の心の中で印象に残った」と語った。
ソフトバンクとの日本シリーズでは第6戦で26年ぶりの日本一を引き寄せる本塁打を放つなど、ここぞの場面で持ち前の打力を発揮した。
「日本一になれたということは非常にうれしいですし、ファンの方にも少し恩返しできたのかなと思いますけど、やはりリーグ優勝が一番。そこにチームは向かっているところ。日本一になれたのはよかったけど過去のこと。リーグ優勝に向かって動きたいと思います」
来季は33歳のシーズンを迎える。「個人的には打席の感覚が本当によくなってきた、これなら勝負できるなという感覚が出たのが日本シリーズの最中でしたので、その感覚をオフにもう一度精度を上げて来季に臨みたいと思います」。静かに語る胸中には、燃えるものがある。
(Full-Count編集部)