大谷翔平「一番緊張したのはデコの始球式」 WS優勝、前人未到の快挙よりも強烈な印象

ドジャース・大谷翔平(左)とデコピン【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平(左)とデコピン【写真:ロイター】

電話会見で喜びを語る

 全米野球記者協会が選出する両リーグの最優秀選手(MVP)が21日(日本時間22日)に発表され、ナ・リーグはドジャースの大谷翔平投手が受賞した。2年連続3度目の選出で、フルタイムの指名打者では初の快挙となった。受賞後に電話会見を行い、愛犬デコピンについても言及した。

 大谷は昨年12月に10年総額7億ドル(約1061億円)でドジャースに移籍。レギュラーシーズン159試合に出場し、打率、本塁打、打点、盗塁のいずれも自己ベストを更新。54本塁打と130打点で2冠を手にした。さらに前人未到の「50本塁打-50盗塁」も樹立している。

 MLB公式のHPに記載されているスタッツだけを見ても、134得点、54本塁打、130打点、出塁率.390、長打率.646、OPS1.036、99長打、411塁打、ISO(長打率-打率).336、本塁打率11.78の“リーグ10冠”。打率.310、59盗塁は同2位と圧倒的な成績だった。

 中継では「ドジャースの一員の一人として代表して(MVPを)もらったと思っているので、それくらい皆で掴み取ったものだと思っている。シーズンもそうですし、ポストシーズン、ワールドシリーズもそれくらい皆で掴み取ったものだと思います」などと、新たなチームで勝ち取ったことに誇りを見せた。

 また、電話会見では今シーズンを振り返り、「一番緊張したのはデコの始球式。思い出に残っているのはポストシーズンを決めた試合かなと」と笑った。愛犬デコピンは8月28日(同29日)に本拠地ドジャースタジアムで始球式を行い、大きな話題を呼んだ。

 さらに、今季ナ・リーグ西地区で激闘を繰り広げたパドレス戦も印象に残った様子。10ゲーム差をつけながら9月は2差まで迫られたが、26日(同27日)に勝利して地区優勝を成し遂げた。大谷はこの日の7回に勝ち越し打を放ち、雄叫びを上げて感情を爆発させていた。

(Full-Count編集部)

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