大谷翔平とは「レベルが違う」 球界OBが指摘、天才ソトが“備えていない”経済効果

ドジャース・大谷翔平(左)とヤンキースからFAになっているフアン・ソト【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平(左)とヤンキースからFAになっているフアン・ソト【写真:ロイター】

大谷に迫る契約額? FAの目玉であるソトに注目

 FAの目玉であるフアン・ソト外野手は、6億ドル(約900億円)クラスの契約が予想されている。大谷翔平投手が昨季ドジャースと結んだ10年7億ドル(約1050億円)に近い契約額も報じられているが、球界OBは、日本という1つの“国”全体を取り込む人気の観点から大谷の価値を主張した。

 米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演した元投手のトレバー・メイ氏はソトを「世代を代表する選手」と評価した上で、大谷は「130年間の野球の歴史の中で、今まで彼のようなものは誰も見たことがなかったのだから、彼はレベルが違う」と絶賛した。

 司会者から「ショウヘイ・オオタニになぜ7億ドル払うのかは、投資リターンだけで理解できます。しかしなぜソトは6億5000万ドルから7億ドルあたりをもらうべきなんでしょう?」と問われると、メイ氏は「彼(ソト)は(大谷ほどは)市場性がないし、背後に日本の島全体、もしくはアジアの全野球ファンがついているわけでもないだろうから、その部分でチームが稼げる額はずっと少ないだろう。だからその点では少し理解しがたいし、多くのファンがそう感じていると思う」と、大金をソトに投入することで得られるものは大谷よりも少ないと話した。

 とは言うものの、今オフ一番の大物であることに変わりはない。「人々が思い描いている(ソトの)契約額の範囲はかなり大それているが、彼は(このオフのFA市場の)一番の目玉だし、オフシーズンとはそういうもので、頂点にいる男はどんどん前へ押し出され続ける」とも主張した。

 12月8日(日本時間9日)からはウインターミーティングが始まり、ソトの契約についても動きがあると見られる。6日(同7日)には米メディア「ジ・アスレチック」の敏腕記者ケン・ローゼンタール記者が15年7億5000万ドル(約1123億円)に達する可能性を指摘した。才能溢れる26歳は、どれだけの契約を手にするのだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY