現役ドラフトで鷹→ハムへ「甘えがあった」 運転中に突然連絡…移籍決定で明かした本音

現役ドラフトで日本ハムへ移籍する吉田賢吾【写真:冨田成美】
現役ドラフトで日本ハムへ移籍する吉田賢吾【写真:冨田成美】

2022年ドラフト6位で入団…今シーズンは10試合に出場してプロ初安打も記録

 ソフトバンクの吉田賢吾捕手が9日に行われた第3回現役ドラフトで日本ハムに移籍することが決まった。みずほPayPayドームで取材に応じ「今は整理がついていないのが一番大きい」と率直な気持ちを吐露した。

 スーツ姿で球場を訪れた吉田は「車の運転中に連絡があって、なんかやらかしたんかなと思った」と振り返った。「凄く急だったので、気持ちの整理はあまりついていないですけど。今思うのはプラスにとらえるしかないということ」と前を向いた。

 2022年ドラフト6位で桐蔭横浜大からドラフト6位で入団した。1年目の2023年は1試合出場に終わった。今シーズンは7月5日に1軍昇格すると、10試合に出場してプロ初安打も含む5安打を記録した。打率.192、0本塁打、2打点。79試合に出場して打率.303と、持ち味である打撃に少しずつ磨きをかけていた。

 11月22日に契約更改交渉に臨み、50万円アップの850万円でサインをしていた(金額は推定)。オフの自主トレはDeNAの宮崎敏郎内野手と行うことも明かし、「長打も打てるし、率も残せるし、三振も少ない。自分が目指す理想です」と意気込みを語っていた。

 新天地は2年連続最下位から今季2位と躍進した日本ハム。「雰囲気がとても良くて、自分の同世代の選手たちがすごく活躍している感じなので。話を聞いているだけでもワクワクする球団」と楽しみにする。「この2年間は自分の中でも少し甘えみたいなものがあったので。来年は野球人生最後だと思ってやっていきたいです」と気持ちを引き締めた。

 過去2回の現役ドラフトでは阪神へ移籍した大竹耕太郎投手、日本ハムへ移籍した水谷瞬外野手と、ソフトバンクから移籍した選手がいずれも球団の主力として活躍している。「2年連続で現役ドラフトで出た選手が活躍しているので。その流れに乗れたらいいなと思います」と意気込んだ。

(Full-Count編集部)

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