1157億円契約も…ソトが超えられぬ大谷翔平の“壁” 打撃でも明確な差「190」
MLB公式がメジャーの最強コンビを選定…大谷&ベッツが1位に
今オフのFA市場で最大の目玉とされていたフアン・ソト外野手は、メッツと15年総額7億6500万ドル(約1157億円)で契約合意したと報じられた。昨オフにドジャースと大谷翔平投手が結んだ10年総額7億ドル(約1059億円)を超えてメジャー史上最高額となる。MLB公式サイトは「ソトの大型契約後の2025年打線コンビ」をランキング化。1位はドジャースの大谷&ムーキー・ベッツ内野手のコンビで、メッツのソト&フランシスコ・リンドーア内野手のコンビを2位にしている。
記事は「ソトは2024年ア・リーグMVP投票で3位、これからはナ・リーグMVP投票で2位だったリンドーアとコンビを組むことになる。これは結構いいコンビですよね? ですが、これは2025年に向けて最高の打線コンビなのでしょうか?」とし、1位に大谷&ベッツを挙げた。
「オオタニはOPS+が190で、ソトは178。ベッツの145はリンドーアの138よりわずかに上回っただけでしたが、36試合も少ない中での数字でした」と説明。「このランキングに異論を唱えても構いません。なぜならオオタニは投手に復帰するため、走塁では今季ほどダイナミックではなくなるし、ベッツは32歳になるからです。それは極めて妥当な言い分です」と指摘した。
一方で、「彼(大谷)は二刀流最後のシーズンのOPSが1.066(2023年)で、これまでソトがフルシーズン出場したどの年よりも上。ベッツは打撃面でリンドーアより超一流のシーズンを多く送っている。オオタニ、ベッツコンビは将来殿堂入りするもう1人の選手フリーマンが後ろを打ってバックアップしているのです。なので彼らは今後も大丈夫という気がします」と見解を示した。
また、ソトが抜けるヤンキースでは、アーロン・ジャッジ&ジャンカルロ・スタントン両外野手のコンビが9位に。ジャッジは今季58本塁打、144打点がともにメジャー1位だったものの、ソトの流出で“相方”がスタントンに変更。スタントンも27発を打ったが、ソトの穴埋めは容易ではなく、MLB公式は「ジャッジはかなりグレードダウンされました。その得点力を穴埋めするのは難しいでしょう」と占っている。
(Full-Count編集部)