FA右腕流出で…どうなる広島の「131.2」 飛躍待たれるドラ2左腕…成長示した“1.09”
広島から海外FA権行使の九里がオリックスへ移籍
広島から海外フリーエージェント(FA)権を行使していた九里亜蓮投手のオリックス移籍が12日に発表された。今季22試合に登板し、131回2/3を投げた先発ローテの一角が抜けたことで、誰が大きな穴を埋めるのか検証する。
今季7勝10敗だった九里が投じた131回2/3は、チーム内では床田の167回、大瀬良の155回、森下の151回2/3につぐ数字だった。33歳右腕は5年連続で20試合先発&130投球回をクリアするなど、タフさも大きな戦力だった。
“ポスト九里”の候補として挙がるのは2021年ドラフト2位入団の26歳左腕、森翔平だ。1軍では5先発で1勝3敗と黒星先行も防御率2.70、WHIP1.09で内容は安定。2軍では17試合に登板し4勝6敗、防御率2.44でチームトップの96回を投げた。
そのほか2軍で21試合に登板(10先発)、77回2/3を投げて防御率1.74だった25歳右腕の遠藤淳志。1軍で15試合(12先発)に投げて4勝5敗、防御率2.96。76回を投げた23歳左腕の玉村昇悟。昨年のドラフトで1位入団した常廣羽也斗投手の飛躍も待たれる。
ローテの中心投手の穴を1人でカバーするのが難しいことであるのは間違いない。今季終盤にAクラス入りを逃し4位に終わった広島。来季は若手投手の台頭が必須となる。
(Full-Count編集部)