完全に“予想外”だった大谷翔平の快挙 記録破り連発…女性記者が見た異常事態
サラ・ラングス記者…50-50は「カウントダウンすると分かっていなかった記録」
大谷翔平投手はドジャース1年目の今季、メジャー史上初の「50本塁打&50盗塁(50-50)」を達成。本塁打&打点のタイトルを獲得し、2年連続3度目のMVPに輝いた。メジャー7年目で初出場したプレーオフも勝ち抜き世界一に。栄光に満ちた1年になったが、様々な記録を発信することで知られるMLB公式のサラ・ラングス記者にとっても予想をはるかに超える活躍だったようだ。
MLB公式は「2024年に大きな節目の記録を達成した選手」という、ラングス記者の記事を掲載。大谷については「50-50」と日本選手最多本塁打更新をあげた。50-50は「開幕前の時点ではカウントダウンをすることになると分かっていなかった記録。オオタニは同一シーズンで50本塁打と50盗塁に届いたMLB史上初の選手となった。キリのいい数字の偉業は50-50となるが、オオタニは43本塁打と43盗塁に到達した時点ですでに唯一の存在だった。彼はそこで止まらず、最終的には54本塁打59盗塁とした」としている。
また、大谷は4月21日(日本時間22日)の本拠地・メッツ戦でメジャー通算176号をマークした。松井秀喜氏を抜いて日本人歴代単独1位になった。記事は「オオタニの今季5号は通算176本目で、ヒデキ・マツイを抜きMLBの日本生まれ選手の最多となった――この記録は現在225本となっている」と説明している。
今季58本塁打を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手については、8月14日(同15日)の敵地・ホワイトソックス戦で記録した通算300号をピックアップ。「開幕前時点で通算835試合、257本塁打だった。ジャッジはMLB史上2番目に少ない試合数で200本塁打に到達した後、史上最も少ない試合数で通算300本塁打の記録を作った。ジャッジはそれ以前の最少だった(ラルフ・)カイナーの1087試合より少ない955試合目で到達した」と伝えている。
(Full-Count編集部)