イチロー氏が“史上初”逃しても「私のせいじゃない」 大御所記者が明かした投票内容
MLB公式のマーク・フェインサンド記者がイチロー氏へ投票したことを明かした
マリナーズで会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏は、2025年の米野球殿堂入りが確実視されている。焦点は満票での殿堂入りを果たせるかになっている。そんな中でMLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者がイチロー氏に投票したことを明かし、満票選出されなくても「私のせいじゃない」と述べている。
フェインサンド氏は自身のX(旧ツイッター)に、投票用紙の画像を添付した。イチロー氏をはじめ、CC・サバシア氏、ビリー・ワグナー氏、アンドリュー・ジョーンズ氏ら計10人に印をつけている。
そして、「殿堂入りの投票用紙を郵送した。このプロセスに参加できることは常に栄誉なことであり、私は決して当たり前のことだとは思っていない。そして、もしイチローが満票選出でない場合、それは私のせいじゃない」と綴った。
MLB公式サイトや米主要メディアも活用する殿堂入り投票のトラッキングサイト「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」によると、24日(日本時間25日)時点で開票率10.3%、現在40票(うち2票が匿名)の内容が公開され、イチロー氏のみ満票。サバシア氏は92.5%、ワグナー氏は87.5%となっている。
米野球殿堂入りは、メジャーで10年以上プレーした選手が引退から5年で資格を得る。全米野球記者協会に10年以上連続所属する記者の投票で決定。有資格者から最大10人まで投票でき、全投票数の75%以上を集めると、殿堂入りとなる。過去に満票で選出されたのは、2019年のマリアノ・リベラ氏のみ。イチロー氏が満票となれば、野手初の快挙となる。
(Full-Count編集部)