年俸110億円でも大谷翔平ならOK? 東京で体験…誰にもまねできない“バブル”
元MLB戦士のプルーフ氏「これは野球を超越しているのさ」
2023年オフにドジャースと10年7億ドル(当時約1014億円)で契約した大谷翔平投手。多くの日本企業との契約につながり、米経済誌「フォーブス」はスポンサー収入を7000万ドル(約110億円)も増加させたことを伝えた。米ポッドキャスト番組「Baseball Today(w/ Chris Rose & Trevor Plouffe)」はこの記事に言及し「優しい契約」と評した。
「大谷の10年7億ドル契約は、ドジャース(の懐)にとって優しい契約なのか」と問われた司会者で元メジャーリーガーのトレバー・プルーフ氏は、「この質問に対して表現するべきことは、仮に後払いがなかったとしてもチームにとって優しい契約と見なすのか、ということ。98%が後払いだから、その額的に明らかにチームにとって優しい契約なんだ。質問としては、10年7億ドルの契約で、年間7000万ドル(約110億円)払うものだとしたら、それでもチームに優しい契約なのか、という質問になるべきだね」と解釈。
続けて「それについて考えなきゃいけないということが、クレイジーだよね。ショウヘイ・オオタニの(選手としての価値という意味での)パワーを示しているんだよ。彼は野球を超越しているのさ。彼は史上最高の野球選手だと考えられることになると思っている。彼のお陰でワールドシリーズ制覇をすることができたし、追加収益を生み出しているのだからね。それをもたらすことを僕たちはわかっていたんだ。誰にとってもそれは驚きではなかった」と絶賛した。
大谷が出演するニューバランスのCMにも言及し「後払いでなかった場合でも、チームに優しい契約だよ」と結論付けた。
これを受け、司会のクリス・ローズ氏は「イタリア代表として(WBCで東京ドームで)プレーしたビニー・パスカンティーノは『日本ではショウヘイ関連の何かを見ずして、3フィート(約91センチ)も進めない』と話していた。エンドースメントの面で、この国で誰が一番のメガスターなのか想像してみてごらん」とも。“大谷バブル”は誰にもまねできないほどのものをもたらしている。
(Full-Count編集部)