デコピンは「おしっこを我慢できる」　Vパレードの裏で…球団カメラマンが称賛「3時間で1度も」

ド軍カメラマン・スーフー氏は大谷の愛犬・デコピンとも思い出を作った

　ドジャースを1985年から撮り続けているのが、球団専属カメラマンのジョン・スーフー氏だ。昨季はエンゼルスから移籍してきた大谷翔平投手の「54本塁打＆59盗塁（54-59）」など異次元の躍動を写真に収めてきた。3度目のMVPを獲得した男とはいい思い出をたくさん作ってきたという。

　スーフー氏が昨年8月28日に自身のインスタグラムに投稿したデコピンとのツーショット写真。デコピンがスーフー氏の匂いを嗅ぐような仕草を見せ、スーフー氏も満面の笑みを見せているが、これを撮影したのは大谷。スーフー氏からカメラを借りて撮った1枚だという。スーフー氏は「結構うまいと思いますよ。いい写真でしょ？　上手だと思いますね。かなり粋な瞬間を捉えてますよね。ショウヘイが撮ったわけですから」。大谷のカメラ技術を称賛した。

　デコピンにも感心させられた出来事があったという。ワールドシリーズ制覇後にロサンゼルス市内で世界一パレードを実施。スーフー氏は大谷家族と同じバスに乗り込み、歓喜の写真を撮り続けてきた。「今まで見てきた、どの犬よりも才能がある」とし、“犬ならでは”のエピソードを明かした。

「デコイもパレードの時にバスに乗っていて、ショウヘイと彼の妻と同乗していたのですが、あの犬は1度もオシッコをしなかったと思います。バスに乗っていた時はトイレにも行かなかったと思います。3時間もバスに乗っていたのに1度も、ですよ。かなりのお利口な犬ですね。かなり（オシッコを）我慢できるんですね」

　先にあげた8月28日、デコピンは本拠地・オリオールズ戦前に始球式を行った。マウンド付近からボールを口にくわえて捕手役の大谷のもとへダッシュした。「（デコピンの始球式は）また実現すると思いますよ。しかし、デコイにも友だちが必要ですよね」。スーフー氏はデコピンにもシャッターを切るつもりだ。

（小谷真弥 / Masaya Kotani）