大谷の本塁打は“規格外”の飛距離 11発中4発が134M超「MLBで最高の割合」
134M超の本塁打4本はメジャー3位「10本塁打以上の選手では最高の割合」
エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地インディアンス戦に初めて「3番・DH」でスタメン出場し、初回の第1打席に先制10号2ラン、3回の第2打席に同点11号ソロを放った。5打数4安打3打点3得点1盗塁の大暴れで7-4での勝利に大きく貢献したが、今季11発中4発が飛距離134メートル超を記録しており、メジャートップの“大飛球男”となったと米メディアが伝えている。
3試合ぶりに先発した大谷が衝撃的なパワーを見せつけた。初回1死一塁で迎えた第1打席。1ストライクから右腕クレビンジャーの96マイル(約154キロ)の速球をフルスイングすると、打球は高々と舞い上がり、レフトスタンドに到達した。日本人メジャーリーガー史上7人目の1年目での2桁本塁打、そして、自身メジャー初の敵地でのアーチとなった。
さらに、1点ビハインドで迎えた3回は1死走者なしで右中間へ豪快な一発を運んだ。フルカウントからクレビンジャーの94マイル(約151キロ)の速球を完璧に捉えた右中間へのホームランは、飛距離443フィート(約135メートル)の特大の同点弾。1試合2本塁打は自身メジャー初となった。
MLB公式サイトのアンドリュー・シモン記者は自身のツイッターで「443フィートの一撃で、ショウヘイ・オオタニが記録した11本塁打のうち、4本(36パーセント)が440フィート以上(約134.1メートル)に。今季10本以上本塁打を放っているMLB選手で最高の割合」と速報した。「ESPNスタッツ&インフォ」のツイッターによると、今季440フィート以上のホームランを5本以上、放っているのはジョーイ・ギャロ(レンジャーズ、6本)、ネルソン・クルーズ(マリナーズ、5本)の2人だけ。ギャロは今季27本塁打、クルーズは28本塁打をマークしており、確かに大谷の特大弾の割合は圧倒的に多い。
このパワーは規格外と呼ぶしかないようだ。
(Full-Count編集部)