横浜、19年ぶり4度目の選抜V! 史上初の2度目“秋春連覇”…公式戦無傷の20連勝

智弁和歌山を圧倒…6回に一挙6得点、先発の2年右腕・織田は6回途中1失点
第97回選抜高校野球大会は30日、大会最終日を迎えて決勝が行われ、横浜(神奈川)と智弁和歌山(和歌山)が対戦。1994年選抜以来31年ぶり2度目となった対戦は、横浜が11-4で勝利を収め、19年ぶり4度目の優勝を飾った。先発した織田翔希投手(2年)は6回途中1失点と好投。打線は6回に一挙6点を奪って突き放し、継投で逃げ切った。
横浜は初回2死一塁、4番・奥村頼人投手(3年)の右前適時打で先制。1-1の3回1死二、三塁では「全員野球で勝利をもぎ取りたい。自分が結果を出せば勝利に近づける」と話していた主将の阿部葉太外野手(3年)が左翼線二塁打を放ち、2点を勝ち越した。
6回には駒橋優樹捕手(3年)の中前適時打など打者11人の猛攻で一挙6点。7回にも2点を加えた。投げては先発・織田が6回途中まで1失点と粘り、継投で反撃を封じた。
智弁和歌山は1点を追う2回に大谷魁亜内野手(3年)のセーフティースクイズで同点。しかし3回、失策も絡んで勝ち越しを許した。先発の渡邉颯人投手(3年)は中盤に横浜打線につかまり6回途中で降板。31年ぶり2度目の優勝はならなかった。
昨秋の明治神宮大会を制している横浜は公式戦20連勝。松坂大輔投手(元西武)を擁した1998年以来、史上初となる2度目の秋春連覇となった。
(Full-Count編集部)