大谷翔平、今季4個目盗塁に“課題“も…スピードは「MLB平均より遥かに上」
無安打も2度出塁で1盗塁、米記者は「マイナスな点」も指摘
エンゼルスの大谷翔平投手が6日(日本時間7日)の本拠地タイガース戦で今季4盗塁目を決めた。2打数無安打2四球と2試合ぶりのノーヒットも2度出塁。8回には秒速28.6フィート(約8.72メートル)というリーグ平均より「遥かに上」のスピードで二盗を成功させた。試合はエンゼルスが6-2で勝利している。
4点リードの8回2死走者なしの場面で右腕グリーンからこの日2つ目の四球を選んだ大谷は、続くシモンズの打席でスタート。タイミングは微妙だったものの、二塁ベースに入った二塁手グッドラムの落球を誘い、盗塁成功となった。
MLB公式サイトのデータ解析システム「スタットキャスト」の専門記者デビッド・アドラー氏はツイッターで「ショウヘイ・オオタニは今季4度目の盗塁。プラスな点:最速のスプリントは秒速28.6フィート。MLB平均の秒速27フィート(約8.23メートル)よりも遥かに上」と速報。メジャーリーガーの平均スピードを「遥かに」凌ぐスプリント力だったと紹介した。
その一方で「マイナスな点:17.5フィート(約5.33メートル)という第2リード。もし彼がニコ・グッドラムのタッチ方向へ滑り込まず、そのボールが(グラブから)こぼれていなかったら恐らくアウトになっていたことだろう」と課題も指摘している。
また、マイク・ソーシア監督は「確か2球前に、スタートを切ってから止まってまた走り出していたけど、もし良いスタートが切れたらそのまま走って狙うように伝えてあった」と明かした上で「結局ファウルになったが、彼は良いスタートを切って盗塁を決めていた」と称えた。
エンゼルスは1シーズンでの「4勝以上&4盗塁以上」を記録したのは1950年以降では1969年のボブ・ギブソン、1972年のブルー・ムーン・オドムに続いて3人目だと発表した。「スピード」は二刀流右腕にとってメジャーで大きな武器となっている。
(Full-Count編集部)