MLBも思わず話題にする大谷翔平の「打点」 105年で初…好調ド軍の裏で起こる“珍事”

大谷は12本塁打の一方で21打点
MLB公式サイトは12日(日本時間13日)、今週のパワーランキングを発表した。大谷翔平投手、山本由伸投手、佐々木朗希投手が所属するドジャースは1位を維持。メジャー最多27勝を挙げるなど、今季も順調に勝ち星を量産している。一方でMLBが注目したのは、大谷の「打点」だった。
ドジャースは2日(同3日)から11日(同12日)まで敵地遠征10連戦を戦った。その間は6勝4敗、サヨナラ負けを喫した試合もあった。それでも、9日(同10日)のダイヤモンドバックス戦では8-11の状況から9回で大逆転。最後は大谷が劇的な勝ち越し3ランを叩き込み、見事に勝利している。
最新のパワーランキングでは、ドジャースと同地区のパドレスが前週の4位から2位に浮上。タイガースが5位から3位に上がった一方で、2位だったメッツが4位に転落するなど浮き沈みが多かった。各球団の寸評ではチーム状況などに触れられている中、ドジャースでMLBがポイントにしたのは大谷だった。
「ショウヘイ・オオタニは36試合で11本を打ったのに、打点は僅か16だった」とMLB。「データに特化した米スポーツメディア『オプタ・スタッツ』によると、打点が公式記録となった1920年以降で5月以降で本塁打、長打数、塁打数のMLBトップ5に入りながら、打点はトップ90圏外になったのはオオタニが史上初めてだ」と、大谷の打点の少なさを話題とした。
それでも、先のダイヤモンドバックス戦では3ランに加えて2点適時打を放ち、計4打点。徐々に打点ペースも上がっている。昨季は1番と2番を中心に務め、リーグトップの130打点でタイトルを獲得した。再びチャンスで打ちまくった暁には、ドジャースがまたも頂点になってもおかしくはない。
(Full-Count編集部)