大谷翔平は「来週もライブBPを行う可能性」 ド軍指揮官が示唆「見ていて楽しかったよ!」

「歴史上一番大事なライブBP」の問いに指揮官も笑顔
【MLB】メッツ ー ドジャース(日本時間26日・ニューヨーク)
指揮官もご満悦のマウンドだった。ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、メッツの本拠地シティフィールドで実戦形式の投球練習「ライブBP」を行い、打者5人に22球を投げた。デーブ・ロバーツ監督は「よかったと思うよ! 見ていて楽しかったよ!」と振り返り、来週もライブBPを行う可能性を示唆した。
大谷は最速97マイル(156.1キロ)を記録し、スプリットなど主要な変化球も披露。記者から「歴史上一番大事なライブBPだったかも」と問われると、ロバーツ監督は笑顔を見せた。「彼も楽しんでいたと思う。22球を投げ、最速97マイルを計測し、スイーパー、カットボール、ツーシーム、速球も何球か投げてたから収穫はあった。第1段階は上手くいったと思うよ」と高評価。その上で「打者として見慣れてしまったけど、投手としてマウンドに上がっている姿を見て、(いつもと)違うと感じたし、間違いなく私たちは全員興奮したよ」と続けた。
大谷はエンゼルス時代の2023年9月に右肘を手術。打者を相手に投球するのは同年8月23日(同24日)のレッズ戦以来。この日は3人が5打席に立ち、投ゴロ、三振、三振、右前安打、四球という内容。大谷はゲームプランニング&コミュニケーションコーチのJT・ワトキンス氏から空振り三振を奪うと、おどけたようにガッツポーズも見せた。
厳しいリハビリを乗り越えた大谷に指揮官は「間違いなく彼は(一生懸命)取り組んでいる。そして、(リハビリは)進展している。彼はとても楽しんでいたようだ」と復帰への道筋が順調であることを強調。「今日はブルペン(での投球)から打者の対戦に移ったから、大きな進展だ」と評価した。その上で「でも、驚きはない。なぜなら、(打者と対戦すると)競争心が発揮されるからだ。だから、94マイル(約151.3キロ)から97マイル(約156.1キロ)を計測しても、とても驚いたという訳ではない」と指摘。また、打撃への影響については「ああ。間違いない。今日は球速的にも、球数的にも(これまでと比べて)強度が強かった。今晩の試合にどう影響するか、私は注意深く見るよ」と語った。
今後については状態を見つつ「来週もライブBPを行う可能性があると私たち全員が考えている」と示唆。「今後数日間の彼の状態によるから、条件付きだけどね。ルーティンに沿って、感触を確かめるための投球を水曜日(日本時間29日)に行うのが妥当だと思う。翌日になったら、現状を把握できると思う」と語り、段階を経て調整を進めていく意向を明らかにした。
大谷はエンゼルス時代の2023年9月に右肘を手術。打者を相手に投球するのは同年8月23日(同24日)のレッズ戦以来。当初は5月の復帰登板が見込まれていたが、ロバーツ監督は投手復帰が7月15日(同16日)のオールスター戦後になる意向を示している。
(Full-Count編集部)