大谷翔平に敵将すら虜…衝撃19号の直前 球団OBが明かす秘話、連ねる“伝説の系譜”

試合中にレジェンドOBが語った別格の存在感
【MLB】ドジャース 7ー2 ガーディアンズ(日本時間27日・クリーブランド)
球団のレジェンドOBが、その唯一無二の存在感を独特な言い回しで表現した。ドジャースの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)に敵地で行われたガーディアンズ戦でメジャー単独トップに立つ19号を放った。試合中に通算204勝のドジャースOB、オーレル・ハーシュハイザー氏は「ファンが誰よりも長く見続けたい選手になるかも」と語った。
大谷は初回の先頭打席、初球の内角直球を右翼ポール際に運ぶ19号で、チームを勢いづけた。その後、5回の大谷の第3打席で地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」で実況を務めるジョー・デービス氏は「この男は、敵地に来ると彼と同じようなスーパースターや相手チームの監督を、野球ファンや野球小僧に変えてしまう人です」と切り出した。
25日(同26日)の試合前に大谷が行った実戦形式の投球練習「ライブBP」に敵将であるメッツのカルロス・メンドーサ監督が視察していたことに言及。デービス氏は「彼(メンドーサ)は『相手投手の他の誰に対してもこういうことはしたことがない』と言っていましたが、ショウへイ・オオタニですからね」と紹介。さらにこの日対戦するガーディアンズのスティーブン・ボート監督についても「同じように今日話していました。彼は『私は野球が大好きなんだ。こういう男が来るとワクワクする』と言っていました」と明かした。
解説を務めるハーシュハイザー氏もこれに反応。「彼は最終的には、ファンが誰よりも長く見続けたい選手になるかもしれません。キャリアの長さのことです」と述べた。ダリル・ストロベリー氏、マーク・マグワイア氏、バリー・ボンズ氏ら歴代のレジェンドの名を挙げて「ショウへイは誰もがBPを見たいような、プレーを見たいような、彼のピッチングを見たいような…それは近々になるかもしれませんが…そんな選手です。そして彼はそれを誰よりも長く続けることになるかもしれない」と語った。
(Full-Count編集部)