大谷翔平、DHだけで再び歴史を作る? 米データ会社が脱帽…見据える歴代単独2位

20号本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
20号本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

MVP歴代最多は7回のボンズ…通算3回はトラウトらに並び2位タイ

【MLB】ドジャース 9ー5 ガーディアンズ(日本時間28日・クリーブランド)

 またも“最強選手”の称号を手にするのか。ドジャース・大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地のガーディアンズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、4回に3試合連発となる20号を放った。メジャー最速で20本塁打に到達。年間では58発ペースとなった。米データ会社は「またMVPに向かってる」とし最敬礼した。

 逆方向に叩き込んだ。2点リードの4回2死一塁。右腕バイビーの外角カットボールを強振。高く舞い上がった打球は高い左翼フェンスを越え、飛距離362フィート(約110.3メートル)、打球速度104.5マイル(約168.2キロ)、角度39度の一発となった。5年連続20号で、自身6度目の到達は松井秀喜を抜いて日本人最多となった。

 メジャー最速で20号となり、OPS1.053もリーグトップ。「54本塁打&59盗塁」を記録した前年ほどではないものの、盗塁数も11としっかり稼いでいる。米データ会社「コーディファイ・ベースボール」は自社X(旧ツイッター)を更新し、「ショウヘイ・オオタニは今季登板しなくても、またMVPに向かっている」と脱帽。米ファンも「並外れた世代を代表する才能」などと同調した。

 大谷は5日(同26日)のメッツ戦前に実戦形式の投球練習「ライブBP」に登板。デーブ・ロバーツ監督はオールスター後の投手復帰を示唆し、二刀流の復帰が徐々に近づいている。それでも、今季も“打者一本”でMVP級の大活躍。昨季は指名打者として初のMVPに輝いたが、4度目の受賞となれば、7回のバリー・ボンズに次ぎ単独2位に浮上する。果たして再び歴史を打ち立てるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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