大谷翔平、月間MVPを阻む“ライバル”は? ド軍同僚2人が迫るも…衝撃のリーグ9冠

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

安打&打率1位はフリーマン…スミスは打率&OPSが2位

 6度目の戴冠は確実か――。ドジャース・大谷翔平投手は今季54試合に出場し、メジャートップの20本塁打など堂々の成績を残している。例年は6月に大爆発することが多かったが、今季は5月だけで13発。昨年9月以来の月間最優秀選手の獲得は濃厚だろうか。ライバルの状況とともに見ていこう。

 大谷は3日(日本時間4日)の敵地ブレーブス戦で5月で1本目となる豪快アーチを放つと、5〜6日(同6〜7日)のマーリンズ戦、8〜9日(同9〜10日)のダイヤモンドバックス戦で2試合連発。さらに14日(同15日)から3戦連発、25日(同26日)からまたも3試合連続本塁打とし、驚異的な固め打ちで本塁打数を積み上げている。

 5月の成績はまさに圧倒的だ。MLB公式サイトに記載されているスタッツだけを見ても、5月は27得点、13本塁打、長打率.752、OPS1.147、19長打、76塁打、5敬遠、ISO(長打率-打率).455、AB/HR(本塁打割合)7.77でリーグトップ。さらに勝利貢献WAR(ファングラフス版)も1.6でナ・リーグ1位に立っており、事実上、敵なしと言えるかもしれない。

 最大のライバルは“身内”か。1人は大谷の後ろを打つフレディ・フリーマン内野手。38安打、打率.388はリーグ1位。大谷は本塁打数こそ圧倒的1位だが、打率ではフリーマンに約1割(.297)と差をつけられている。フリーマンも4本塁打とやや迫力にかけるものの、OPS1.043は2位と大谷に迫っている。受賞となれば2023年5月以来、4度目だ。

 もう1人の候補は、同じくドジャースのウィル・スミス捕手だ。打率.365はフリーマンに次ぐ2位、OPS1.034も3位に入り、大谷&フリーマンと強力打線を形成している。もっとも、さすがに二人を上回るほどのインパクトには欠けるだろうか。29打点で1位のピート・クロウ=アームストロング外野手、26打点で2位の鈴木誠也外野手(ともにカブス)はともにOPSが.900未満とあり、大谷を上回る成績ではない。

 ドジャースは30日(同31日)からヤンキース3連戦に臨む。大谷が仮に打てなかったとしても、ここまで残した成績とインパクトが十分に月間MVPに値すると言える。果たして、5月の残り2試合をどのように締めくくるだろうか。改めてその打棒に注目したい。

(Full-Count編集部)

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