大谷翔平「長いこと打ってないな」…10戦0HR脱却へ“修正点” 二刀流は「通常のスタイル」、一問一答

1試合2本塁打、メジャー通算250本塁打も達成
【MLB】ドジャース 11ー5 ジャイアンツ(日本時間15日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、本拠地で行われたジャイアンツ戦に「1番・指名打者」で先発出場。第1打席では24号、第4打席で25号を放ち、日本人初となるメジャー通算250本塁打を達成するなど、3打数2安打2打点2四球。10試合ノーアーチが続いていたが、トンネル脱出を印象づける大活躍だった。一問一答は以下の通り。
――久しぶりの本塁打の感触は。
「だいぶ長いこと打ってないなとは思ってたので。2本とも比較的いいホームランでしたし、1本目は先制するという意味では大きいと1本だったかなと」
――どのような調整をしたのか。
「比較的、構えが大事だと思ってるんで、そこを重点的に試合前はチェックして入りました」
――投球練習が進む中で体の状態は。
「実戦形式の練習で球数を投げるというのは、それだけ負荷が高いので、やらないよりはやった方が体にかえってくる負担は大きいと思いますけど、必ず通らないといけない道ではあるので、集中してどちらも調整したいと思います」
――二刀流の負荷に慣れるには。
「去年はDHだけで出ましたけれど、どちらかというと2つ同時にやっていくのが通常のスタイルではあるので、特に気にすることなく、復帰したら復帰したで、今まで通りに。逆にそれが今まで通りだなと思っていいんじゃないかなと思ってます」
――投手復帰に向けての状態は。
「球数によるとは思いますけど、前回の登板も強度的に問題なかったですし、十分試合で投げられるレベルには近づいてると思っています」
――球宴前の投手復帰の可能性は。
「どう思います?(笑) まあそんな感じです」
――1番打者の1打席目への準備や工夫は。
「基本的には初回の1番バッターが1番、勝負にくる打席だとは思うので、回が進んで僅差になって得点圏にランナーが進めば、ゾーン外を突いてくるチームが多いんじゃないかなと思うので、そこは初回が1番ゾーン内で自分がスイングでする機会が多いんじゃないかなと思ってます」
――長嶋茂雄氏が亡くなった。
「実際にリアルタイムでみている世代ではないので、プレーをお目にかかることはなかったですけど。お会いして素晴らしい方でしたし、会話をしていてもすごく野球に対する愛情が深い方だという印象を受けたので、非常に残念なニュースでしたけれど、その情熱というのを現役の僕らが次の世代に繋いでいければ良いんじゃないかなと思います」
――今年3月に会った時、掛けられた言葉は。
「野球のこと、食事の時もそうでしたけど、野球のことを中心に。ほとんど野球のことしか話さない感じではあるんですけど。野球に対する愛情の深い方なのかなって。それをどんどん次の世代に託していければ良いんじゃないかなと思います」
――投手としての負荷があり、盗塁が少ない。走らないようにしているのか。
「打ったのがほとんどホームランになっているので。逆に四球を取ったりとか、そういうシチュエーションが。前にランナーがいたりとか。あんまりそこまで行く必要のない場面で一塁にいることが結構多いので、それで減っているのかなと。盗塁っていうのは基本的には行く必要がある場面の高い確率がある場面なので。序盤はそういう場面が多かったのかなと思いますね」
(Full-Count編集部)