大谷翔平、投手復帰戦で残した“3つの偉業” 球団注目、72年ぶり快挙や新たなHR記録も

最速161.3キロは今季チーム2番目のスピード記録
【MLB】ドジャース 6ー3 パドレス(日本時間17日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地のパドレス戦に「1番・投手」で投打同時出場し、1回2安打1失点で降板した。バットでは4打数2安打2打点で逆転勝ちに貢献した。球団が更新したゲームノートでは「いくつかの歴史的な記録を打ち立てた」と注目した。
エンゼルス時代の2023年8月23日(同24日)のレッズ戦以来663日ぶりの投手復帰戦だった。ドジャースタジアム公式戦初登板で、3つの偉業を作った。先発投手が1番打者を務めるのは1901年ジム・ジョーンズ、1953年アルビン・ダークに次いでナ・リーグ史上3人目。実に72年ぶりだった。
ドジャースへ移籍した昨季は54本塁打を放ち、今季はここまで25本塁打を放っている。通算79本塁打はドジャースで登板経験のある選手として球団史上最多だ。また、この日記録した最速100.2マイル(約161.3キロ)は、今季中にドジャース投手が記録した球速でチーム内で2番目の速さだという。
バットでは1点を追う3回に左中間へ同点適時二塁打。4回にも右前適時打を放ち、4打数2安打2打点をマークした。球団は「3試合連続のマルチヒットとなり、直近3試合で13打数7安打と好調を維持している」と注目した。
試合後、大谷は「結果的にはいまいちでしたけど、自分の中でいいイメージを持って前進できる材料がいっぱいあったのでいい1日だったと思います」と振り返った。この日は1イニングだけだったが、投打で強烈なインパクトを残した。
(Full-Count編集部)