大谷翔平の「29%」に敵地放送局が“違和感” 161キロでも…「時間がかかる」ワケ

パドレス放送局「ドジャースの理想は8月以降でしたでしょうね」
【MLB】ドジャース 6ー3 パドレス(日本時間17日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地で行われたパドレス戦に「1番・投手」で投打同時出場した。663日ぶりの投手復帰は、1回28球を投げ2安打1失点で、最速は100.2マイル(約161.3キロ)をマーク。この投球に、敵地放送局は“違和感”を指摘した。
パドレス放送局「Padres Television Network」の実況ドン・オーシロ氏は「ロサンゼルスでは怪我人が多発しています。本来より(復帰が)適切な時期より早かったのも、(投手事情が)理由の1つでしょう」と大谷がマウンドに立った理由を説明。ドジャースなどで通算685試合に出場した解説のトニー・グウィンJr.氏も「そうですね。ドジャースの理想は、8月以降でしたでしょうね」と応じた。
オーシロ氏は「オオタニはシンカーを多投しましたね。29%です。スプリットは1球、カットボールはゼロは少し異常ですね。初登板は球種を意識したといよりも、おそらく自分の強みを意識したんでしょうね。彼は色々と武器がありますからね」と分析。この日の投球内訳は、フォーシーム8球、シンカー8球、スイーパー10球、スプリット1球だった。
「全てのレパートリー(球種)が自信をもって投げられるまでまだ時間がかかるでしょうね」とグウィンJr.氏。復帰初登板で100マイル超えを披露した大谷だが、まだ本調子ではないという見方を示した。
(Full-Count編集部)