“間近”で見た大谷翔平の復活投球「凄かった」 ド軍ルーキーは万感の思い「特別」

本拠地でのパドレス戦に先発したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
本拠地でのパドレス戦に先発したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷は663日ぶりの復帰マウンド

【MLB】ドジャース 6ー3 パドレス(日本時間17日・ロサンゼルス)

 間近で復帰劇を見届けた。ドジャース・大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地で行われたパドレス戦に「1番・投手」で投打同時出場。663日ぶりとなる投手復帰を果たした。1回28球を投げ2安打1失点。打っては自らの失点を取り返す適時打を2本放った。日米が熱狂した偉才のマウンドに、同僚も「いやぁ本当に凄かった」と目を輝かせた。

 大歓声の中でマウンドに上がった大谷は初回、先頭のタティスJr.の初球で98マイル(約157キロ)をマーク。2番のアラエスには最速100.2マイル(約161.2キロ)を計測した。それでも2安打でピンチを作り、マチャドに犠飛を浴びて先取点を許した。平均球速は99.1マイル(約159.4キロ)だった。

 大谷の降板後、ロングイニングをこなしたのは26歳ルーキーのベン・カスパリウスだった。2回途中から登板し、3回2/3を3安打2失点、1四球2奪三振の粘りの投球。今季5勝目を挙げた。試合後に取材に応じた右腕は開口一番、言葉にしたのは大谷のピッチングだった。

「いや、本当にすごかったよ。彼がマウンドに立つのはほぼ2年ぶりだからね。信じられないようなピッチングだったよ」とカスパリウス。「長いブランクがあったのは知ってるけど、そんな中でその場に居合わせられたのは特別だった。僕も少しだけ、ブルペンで準備してるところを見られたんだ」と、大谷の投球シーンを“近く”で見られたことに感動していた。

 そして「彼はこれからチームにとって本当に大きな戦力になると思う。特にシーズン終盤に向けてね。今夜は、彼にとって良い一歩だったと思う。投げた球も良かったし、少し調整が必要な部分もあっただろうけど、彼にとっても、チームにとっても良いスタートだった」と称賛を送った。

(Full-Count編集部)

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