大谷翔平に見えた“兆候” 驚きの消滅も…LA放送局が注目した変化「今日はすごく」

ナショナルズ戦に先発したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ナショナルズ戦に先発したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

スイーパーを最多7球…直球は6、カットボール3、スプリットは2球だった

【MLB】ドジャース 13ー7 ナショナルズ(日本時間23日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、本拠地・ナショナルズ戦に先発登板。1イニングを無安打無失点、無四球2奪三振の好投でマウンドを降りた。地元LA放送局は「今日はすごく調子がよさそうでした」と復帰2戦目の内容に笑顔を見せた。

 初回先頭、エイブラムズを初球で一ゴロに。ウッドも遊飛に打ち取ったかに見えたが、ベッツの落球で出塁を許した。しかし、そこからガルシアJr.はスイーパーで復帰後初の空振り三振。4番のロウもカットボールで空振り三振を奪った。

 地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」は2回が始まる前に大谷の復帰戦の振り返りを始めた。実況のスティーブン・ネルソン氏は「1回を無失点で終えました。18球を投げ、ストライクは12球。ドジャースの選手として、1回目と2回目の奪三振をマークしました」と成績を紹介し、球団OBで解説のエリック・キャロス氏は「今日はすごく調子がよさそうでした」と見た。

「速球を投げ、スプリットも織り交ぜました。スプリットは前回登板と比べて倍の数を投げました。全体的にいい登板でしたね」とキャロス氏。ロウの打席でワイルピッチを出した際も「またスプリットを投げましたね。ショウヘイが若かった時によく投げていた球種です。特にILに入る直前はよく投げていましたね」と、スプリットの多さを指摘した。また、前回登板は28球中で8球投じたシンカーがゼロ。様々な球種を試しているようだ。

 大谷は16日(同17日)の本拠地・パドレス戦で663日ぶりに投手復帰を果たした。最速100.2マイル(約161.3キロ)、平均球速は99.1マイル(約159.4キロ)だったが、不運な当たりなどもあり1回2安打1失点。奪三振は1つもなかった。しかし中5日での2度目のマウンドは、力強い姿を見せている。

 さらに降板後は打者として出場を続け、7回の第4打席で走者一掃の三塁打、8回には26号2ランをマークした。1試合5打点の活躍で、“リアル二刀流”として鮮烈なインパクトを残した。

(Full-Count編集部)

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