164億円契約も…「成績がこれ?」 イ・ジョンフが大不振、韓国メディアも辛辣

ジャイアンツのイ・ジョンフ【写真:Getty Images】
ジャイアンツのイ・ジョンフ【写真:Getty Images】

4月の「オールMLBチーム」入りも…ここ2か月は打率.206

 まさかの急速冷凍だ。ジャイアンツのイ・ジョンフ外野手は22日(日本時間23日)、本拠地で行われたレッドソックス戦に「5番・中堅」で先発出場するも4打数無安打に終わった。直近14打数連続ノーヒットと大不振。6月は月間打率.161まで落ち込み、母国の韓国メディアは「一体どうしたんだ……」と焦りを隠せない。

 韓国プロ野球で圧倒的な成績を残し、“韓国のイチロー”の異名を取った26歳。2023年オフにポスティングシステムでは野手歴代最高額となる6年1億1300万ドル(約164億4000万円)の契約を得たが、1年目の昨季は故障もあって37試合出場で打率.262、2本塁打、OPS.641に終わった。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」からは“不良債権”候補に挙げられることもあった。

 復活を期す2年目は打撃フォームを修正すると、3・4月に打率.319、3本塁打、OPS.901の好成績を残した。MLB公式サイトの4月の「オールMLBチーム」で外野手部門のファーストチーム入りを果たすなど、順風満帆なスタートをきったかに見えたが、5月27試合で打率.231、3本塁打、OPS.612。6月になってはさらに悪化し、打率.161と不振が続いている。

 ジャイアンツファンからも悲鳴が聞こえるが、何よりショックを受けているのが韓国メディアだ。「OSEN」は「『1560億ウォンの看板打者の成績がこれ?』4試合14打数無安打→6月打率.161……イ・ジョンフ、MLBキャリア最大の危機に直面」として記事を寄稿。「今年は原因不明の打撃不振が長引いている」と肩を落とした。

 ジャイアンツの同地区は、ドジャースやパドレス、ダイヤモンドバックスなどコンテンダーが在籍する激戦区。それだけに、高額契約を結ぶイ・ジョンフの活躍は必要不可欠。果たして“韓国のイチロー”は本来の姿を取り戻し、チームに貢献できるだろうか。

(Full-Count編集部)

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