大谷翔平の打球は「まるで違う感じ」 敵地放送局が安堵…打者天国で助けられた「48」

ロッキーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ロッキーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

第1打席は飛距離122メートルの大飛球も中飛に倒れた

【MLB】ドジャース 9ー7 ロッキーズ(日本時間25日・デンバー)

 ドジャースの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、敵地で行われたロッキーズ戦の初回の第1打席に飛距離399フィート(約121.6メートル)の大飛球を放ったが中飛に倒れた。メジャー30球場のうち6球場なら柵越えだった“幻弾”に、敵地放送局は安堵した。

 高所にあるため打球が飛びやすく、打者天国とも称されているクアーズフィールド。大谷は初回、相手先発マルケスが投じた3球目、94.1マイル(約151.4キロ)のフォーシームを打ち上げた。打球初速109.7マイル(約176.5キロ)、飛距離399フィート(約121.6メートル)、角度40度の当たりは、フェンス手前で中堅手ドイルのグラブに収まった。MLB公式の「ベースボール・サバント」によると、本拠地ドジャースタジアムなど6球場なら本塁打という当たりだった。

 ロッキーズ放送局「Rockies TV」の解説ジェフ・ヒューソン氏は「彼のバットから放たれた球は、(ほかの選手と)まるで違う感じで飛んでいきますね。本当に素晴らしい選手です。おそらく史上最高の野球選手を見ているでしょう」と打球に驚愕した。

 実況のドリュー・グッドマン氏も「誇張ではないと思います、本当に。昔を振り返ると、ベーブ・ルースだけが唯一の比較対象です。ベーブ・ルースはキャリア序盤は投手だったが、外野手に転向してからは、まさにこのような活躍をしました」と感心した。

 また「ラッキーなことに打球の打ち出し角度はおそらく48度くらいでした(実際は40度)」と話してヒューソン氏と爆笑。「それがフィールド内に(打球が)収まった唯一の理由です!」と角度に“助けられた”ことを強調していた。

(Full-Count編集部)

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