大谷翔平、“2つの歴史”でNo.1に君臨　407発男を置き去り…MLBとド軍史に残す衝撃

30号に王手をかける先頭打者弾

【MLB】ロイヤルズ ー ドジャース（日本時間28日・カンザスシティ）

　2つの記録でも頭一つ抜けてきたようだ。ドジャースの大谷翔平投手は27日（日本時間28日）、敵地で行われたロイヤルズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。いきなり第1打席で2試合連続の29号を放った。これにより先頭打者として、ドジャースとしての記録でも単独トップに立つ形となった。

　大谷が放った29号は、今季8本目の先頭打者弾。カウント1-2から4球目のチェンジアップを右翼に運んだ。飛距離429フィート（約130.76メートル）、角度35度の豪快な一撃だった。

　MLB公式のサラ・ラングス記者は自身のX（旧ツイッター）で、この29号に絡んだ2つの記録を紹介。「チーム最初の83試合で、先頭打者の打順による最多本塁打」では大谷は29本となり、1996年にオリオールズのブレイディ・アンダーソンが記録した26本に3本差をつける独走となった。

　さらに「ドジャースの歴史上で、チーム最初の83試合で最多本塁打」でも単独トップに。ブルックリン時代の1955年にデューク・スナイダーと1951年のギル・ホッジスが放った28本に1本差をつけた。スナイダーはメジャー通算で407本塁打を記録し、1953年から5年連続40発以上を放ったスラッガーとして知られ、ホッジスも通算370本塁打を放つなどドジャース史で偉大な歴史を残している。そんな偉人2人を大谷はドジャース所属2年目で追い越すことになった。

（Full-Count編集部）