大谷翔平は「通常ではなかった」 見当たらない「0」、戻ってきた“日常”を米指摘

ロイヤルズに出場したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
ロイヤルズに出場したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

得意の6月、中旬までは“不調”も直近5戦4発

【MLB】ドジャース 5ー4 ロイヤルズ(日本時間28日・カンザスシティ)

 快音が止まらない。ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地で行われたロイヤルズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。第1打席で2試合連続となる29号を放つなど2安打2打点で5連勝に貢献した。毎年得意の6月は7本目のアーチ。最近5試合で4本塁打となり、米メディアも本領発揮に注目している。

 飛距離429フィート(約130.76メートル)の豪快な先頭打者アーチ。前日の最終打席からの2打席連発で5年連続30号に王手をかけた。5回の第3打席は同点適時三塁打。続くベッツの適時打で勝ち越しのホームを踏んだ。

 5月は打率.309、15本塁打、27打点と驚異的な成績で6度目の月間MVPを受賞。2023年のエンゼルス時代には15本塁打、昨年も12本塁打を放つなど、得意の6月とされていたこともあり爆発が期待されたが、2日(同3日)の本拠地メッツ戦で23号を放って以降は本調子になく、10試合連続で本塁打「0」と足踏みが続いた。14日(同15日)の本拠地ジャイアンツ戦で2本塁打したが、以降は7試合ノーアーチ。それでも22日(同23日)の本拠地ナショナルズ戦から2戦連発するなど直近5試合で4発と量産態勢に入ってきた。

 地元メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン氏は27日(同28日)、自身のX(旧ツイッター)で「今年は通常の『6月のオオタニ』ではなかった」とするも、ここ最近の巻き返しで改めて数字が驚異的なものになっており、4度目のMVPに向けて猛進している点を指摘した。米データ会社「コーディファイ・ベースボール」は公式Xに「ショウヘイ・オオタニは現在29本塁打、まだ6月27日だぞ!」と記した。

 全米野球記者協会所属のフランシス・ロメロ氏も「オオタニは2024年を上回るペースになりそうだ」と投稿。2024年は球宴前の94試合で29本塁打で、今年は81試合で29本塁打と、自己最多54本塁打を放った昨年以上のペースであることを紹介している。現時点で年間56発ペース。どこまで数字を伸ばしていくのか、世界が注目している。

(Full-Count編集部)

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