ルースも届かなかった未知の領域へ 大谷翔平が打ち立てた“異次元の記録”

ロイヤルズ戦に投打で出場したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
ロイヤルズ戦に投打で出場したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

敵地で今季3度目登板、自己最速も記録

【MLB】ロイヤルズ 9ー5 ドジャース(日本時間29日・カンザスシティ)

 ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地で行われたロイヤルズ戦に「1番・投手兼指名打者」で出場し、今季3度目の登板で2回無失点の投球を見せた。打者としては4打数無安打3三振に終わったが、この試合を終えて今季29本塁打、投手として3奪三振を記録し、メジャーリーグの代名詞と呼べるレジェンドを超える記録を達成した。

 米データ会社「コーディファイ・ベースボール」公式X(旧ツイッター)は「ショウヘイ・オオタニは今季、29本の本塁打を放ち、投手として3人の打者を三振に仕留めている」と紹介。そして「ベーブ・ルースは、単一のシーズンで29本以上の本塁打を放ちつつ、3人以上の打者を三振に取ったことは一度もなかった」と続け、大谷がルースを超える唯一無二の記録を達成したと報じた。

 この日、大谷は投手として2イニングを投げ、27球で1安打1四球1奪三振無失点。渡米後自己最速となる101.7マイル(約163.7キロ)の速球で4番打者を併殺打に仕留めるなど、右肘手術からの復帰後では初の敵地登板で結果を残した。

 2回には3者凡退に抑え、1奪三振をマーク。これで今季の投手としての奪三振数は「3」となり、打者としての29本塁打と並び立つ異例の記録が完成。チームは敗れたものの、新たな記録はファンの間でも話題となり、今後も二刀流としての前人未踏の領域へ進む活躍に注目が集まりそうだ。

(Full-Count編集部)

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