ド軍監督の頭になかった大谷翔平の164km「予想していなかった」 着実な進歩にご満悦

初回に渡米後自己最速を更新する164キロをマーク
【MLB】ロイヤルズ 9ー5 ドジャース(日本時間29日・カンザスシティ)
ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地で行われたロイヤルズ戦に「1番・投手兼指名打者」で先発出場。復帰後初めて2イニングを投げ、27球で1安打1四球1奪三振無失点だった。デーブ・ロバーツ監督は「スイーパーもシンカーも良かったと思う。彼のことをより理解しているのは、彼以外にいない」と称賛した。
右肘手術から復帰度3度目で初めての敵地。先頭のインディアは中飛に打ち取ったが、ウィットJr.には左前打、ガルシアに四球を与えてピンチを招いた。それでも4番のパスカンティーノは渡米後自己最速を更新する101.7マイル(約163.7キロ)の速球で併殺打に仕留め、無失点で凌いだ。「100マイルを投げるところを見られてよかった」と指揮官も満足げだった。
3度目のマウンドでの101.7マイルを「予想していなかったよ。今日の試合を終えて、彼が体調的に問題ないことをこれから祈るよ」と驚いた。また「アドレナリンが出ていたと思う。2回(イニング)しか投げないことはわかっていたし、得点を許したくないこともわかっていただろう。そういうのがすべて組み合わさって、102マイルという結果になったのだろう」と分析した。
初めての複数イニングもクリアし、着実に完全復活への階段を上がる。「ショウヘイが2回を投げてくれたこと、そしてあの投げっぷりは、間違いなくポジティブなことだ」とうなずき、「自分自身をコントロールできていた」と喜んだ。
大谷は野手としては、第1打席は見逃し三振、第2打席は空振り三振、第3打席は中飛、第4打席は見逃し三振と4打数無安打3三振に終わり、8回から交代した。
(Full-Count編集部)