大谷翔平、100マイル連発で「戻る自信ありました」 球速は「自然に上がっている」

試合後、取材に応じるドジャース・大谷翔平【写真:上野明洸】
試合後、取材に応じるドジャース・大谷翔平【写真:上野明洸】

3試合目で初の複数イニングに手応え

【MLB】ロイヤルズ 9ー5 ドジャース(日本時間29日・カンザスシティ)

 ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地でのロイヤルズ戦に「1番・投手兼指名打者」で出場。今季3度目の登板は復帰後初めて2イニングを投げ、27球で1安打1四球1奪三振無失点だった。メジャー自己最速をマークしたことについて、試合後に報道陣の取材に「実戦で早めに投げることによって、球速帯に慣れるのはいいこと」と語った。

 初回のマウンド1死一、二塁からパスカンティーノを渡米後の自己最速を更新する101.7マイル(約163.7キロ)の速球で併殺打に仕留め、無失点で凌いだ。この球速について「ライブBPで投げ続けたら(102マイルを)投げてはなかったかなと思うので、そういう意味では実戦で早めに短いイニングで、球速帯に慣れていくのはいいことかと思う」と振り返った。

 今季初めてとなる2イニング目は3者凡退と、完全復活が近づいていることを感じさせた。復活後の経過について「1回目よりも感覚は術後から良かったので。ドクターとの話の中でも戻る確率は高いという話ではあったので、自信はありました」とし、「球速帯だけではなく投げ方も含めて、まだまだ改善の余地があると思うので、これからかなと思います」と力を込めた。

 27球のうち3球で100マイル以上を記録。これについて「まだ思いっきり投げようとは思ってはなかったんですけれど、ランナーが溜まってくると、どうしても打たれたくないという気持ちの方が先行して、どうしても(球速が)上がってくるので、自然に上がってしまってるなという感じ」と述べた。

 打者としては4打数無安打3三振。だが、「DHで毎回代打みたいに出るよりは、マウンドからそのままの流れで行った方が自分の中ではナチュラルな感じがする」と語り、二刀流こそが自身の本来のスタイルであることを強調した。

(Full-Count編集部)

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