史上2校目の甲子園通算100勝の龍谷大平安 通算勝利数ランキングを振り返る
中京大中京が歴代1位の通算133勝をマーク
8月11日の夏の甲子園、第1試合では龍谷大平安(京都)がサヨナラ勝ちで鳥取城北(鳥取)に勝利し、甲子園通算100勝を達成した。これは中京大中京(愛知)についで2校目。
甲子園通算勝利数5傑は以下の通り 校名は現在のもの
1 中京大中京(愛知)133勝47敗 優11
2 龍谷大平安(京都)100勝69敗1分 優4
3 PL学園(大阪)96勝30敗 優7
4 県岐阜商(岐阜)87勝52敗1分 優4
5 松山商(愛媛)80勝35敗1分 優7
龍谷大平安は春夏合わせて73回甲子園に出場。これは最多だ。
上位3校の時代別の勝利数を見ていこう。
中京大中京(中京商、中京)1923年創立
総計 〇春55勝26敗 優4 〇夏78勝21敗 優7
1921~30 出場なし
1931~40 〇春21勝8敗 優1 〇夏19勝0敗 優4
1941~50 出場なし
1951~60 〇春13勝4敗 優2 〇夏11勝5敗 優1
1961~70 〇春9勝5敗 優1 〇夏15勝4敗 優1
1971~80 〇春0勝2敗 優0 〇夏10勝4敗 優0
1981~90 〇春4勝2敗 優0 〇夏10勝3敗 優0
1991~00 〇春4勝1敗 優0 〇夏1勝1敗 優0
2001~10 〇春4勝4敗 優0 〇夏10勝2敗 優1
2011~18 出場なし 〇夏2勝2敗 優0
甲子園最多勝の中京大中京は1931年春、甲子園に初出場。この1930年代に夏3連覇、夏春連覇をするなど黄金期を築く。野球殿堂入りした野口二郎など名選手を輩出。戦後は1950年代から再び強豪として甲子園で活躍。21世紀に入っても2009年夏に堂林翔太(現広島)を擁して優勝するなど、古豪健在を示している。
龍谷大平安(平安中、平安)1876年創立
総計 〇春40勝39敗1分 優1 〇夏60勝30敗 優3
1915~20 出場なし
1921~30 〇春2勝3敗 優0 〇夏8勝4敗 優0
1931~40 〇春6勝9敗 優0 〇夏13勝5敗 優1
1941~50 〇春0勝1敗 優0 〇夏1勝1敗 優0
1951~60 〇春4勝6敗 優0 〇夏15勝5敗 優2
1961~70 〇春9勝8敗 優0 〇夏7勝6敗 優0
1971~80 〇春3勝3敗 優0 〇夏3勝1敗 優0
1981~90 出場なし 〇夏2勝1敗 優0
1991~00 〇春4勝2敗 優0 〇夏5勝1敗 優0
2001~10 〇春4勝3敗1分 優0 〇夏4勝3敗 優0
2011~18 〇春8勝3敗 優1 〇夏2勝3敗 優0
龍谷大平安は1927年夏の大会で甲子園初出場。戦前から甲子園の常連で、1937年夏には優勝候補の本命と言われた海草中(和歌山)をサヨナラ勝ちで破り、全国制覇を果たしている。戦後も途切れることなく甲子園に出場し続けている。春よりも夏に強いのが特徴だ。