「悪夢を与える」大谷翔平の“卓越した能力” 放送席も称えた事実「難しいことをしている」

アストロズ戦に登板したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
アストロズ戦に登板したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷、4度目の登板に続く称賛「一番いい投手」

【MLB】アストロズ 6ー4 ドジャース(日本時間6日・ロサンゼルス)

 自身初のバースデー登板で球場の視線を独り占めした。ドジャース・大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたアストロズ戦で今季4度目の登板。2回無失点の好投に、米放送局「FOX」で実況を務めたジョー・デービス氏は「ドジャースの中で一番いい投手になる」と復帰間もない大谷を絶賛した。

 大谷を巡る放送席のやり取りは、試合前からヒートアップ。解説を務めた通算213勝、サイ・ヤング賞1度のジョン・スモルツ氏は、投球練習をする大谷を見ながら「今日は我々が見ることのできる最高の2イニングになります」と話すと「彼はとても難しいことをしている。リハビリを進める一方で、(苦笑い)打者として超一流のプレーをするというね。彼ができないことは一切ないし、復帰してからはずっとストライクを投げている」と投打で活躍を続ける偉大さを称えた。

 初回無死一塁の場面で、2番スミスに投じた3球目が96マイル(約154キロ)を記録すると、スモルツ氏は「これは超一流の速球です」と称賛。デービス氏は「どれだけ投手として才能があるかについて、我々はまだ垣間見ることしかできていないんです。彼があまりにいい打者だからです。ポストシーズンに向けて健康でいることができたら、ドジャースの中で一番いい投手になるでしょう」と大谷が見せてくれる未来に期待を寄せた。

 2回1死で迎えたカラティニをスイーパーで空振り三振に打ち取ると「ビデオゲームのような三振!」と興奮すると、スモルツ氏も「打者に悪夢を与えるために全球種をすべてのコースに投げた」と卓越した制球力に脱帽していた。

 カラティニの打席ではこの日最速となる100.9マイル(約162.3キロ)をマーク。また、大谷が投じた31球のうち21球がストライクを記録するなど、球速、制球、変化球のいずれにおいても打者を圧倒する投球を披露し、見守った人すべてに大きなインパクトを残した。

(Full-Count編集部)

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