山本由伸が目撃した“宝物” ベンチで見届けたカーショーの偉業「どれだけ大変な思いを」

3000奪三振を達成したドジャースのクレイトン・カーショー【写真:Getty Images】
3000奪三振を達成したドジャースのクレイトン・カーショー【写真:Getty Images】

山本由伸、カーショーの快挙に「どれだけ大変な思いをしていたんだろう」

 ロサンゼルスのファンに讃えられるレジェンドを見て、鳥肌が立った。ドジャースの山本由伸投手が、2日(日本時間3日)のホワイトソックス戦で通算3000奪三振を記録した、クレイトン・カーショー投手を絶賛した。

 6回2死、100球目で見逃し三振を奪ったカーショーは、通算3000奪三振に到達。球場全体から歓声に包まれる姿に「めちゃくちゃ凄かったですね。ナイスゲームでした。カーショーとは、まだ約1年ぐらいしか一緒にプレーしていないですけど、ここに来るまでにどれだけ大変だったんだろうと思う1試合でした」と、山本は思いやった。

「いろいろ考えましたよ。どれだけ大変だったんだろう……って。毎日、カーショーの練習に取り組んでいる姿勢を見ていて感じるものがあるので、余計に……。19年くらい続けている日々が1試合に詰まってましたね。本当に尊敬しています。これまでにリハビリ生活もあっただろうし、どれだけ大変な思いをしていたんだろうと考えさせられましたね」

 スタンドを見渡して発見した“宝物”に視線を注いだ。「(カーショーの)家族みんなもすごく喜んでいましたよね。奥さんもすごく喜んでいて……。カーショーの全てを知っている人なわけですから。奥さんの喜び方を見て、ベンチで見ていた僕らにさえ、これまでの日々が浮かんできましたよね」。積み重ねた日常が金字塔を呼んだ。

「すでに試合開始前からすごい雰囲気でしたし(3000奪三振を)達成してからも盛り上がりが異常でしたね。カーショーのこれまでがあっての声援、拍手、球場の雰囲気じゃないですかね。(サヨナラ勝利は)みんな、メモリアルな試合という意識もあって、不思議な力が一丸になっていました。カーショーの人間としての素晴らしさが詰まっていましたね。これがカーショーだな、と」

 目に焼き付けた光景を忘れない。語り継がれる男になってみせる。

【実際の映像】山本由伸も感動…カーショー家族がパパ”の快挙に歓喜 試合後に生まれた微笑ましい光景

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY