大谷翔平だから発生する“違い” 通用しない一般論…コーチが感心する能力

米放送局「FOXスポーツ」が投手・大谷の調整方法について言及
ドジャース・大谷翔平投手が直面する“課題”に米メディアが注目している。投打二刀流を復活させた大谷に対し、米メディアは調整方法について「複雑です」などと言及している。
米放送局「FOXスポーツ」が公式X(旧ツイッター)に投稿。司会のケビン・バークハート氏が「ショウヘイを見て分かるように、二刀流選手になることには様々な要素が絡んできます。シーズンが進む中、ドジャースが彼の(投手としての)強度を上げていくことはどれだけ複雑なことなんでしょうか」と疑問を投げかけた。
これに同局のレポーターを務める名物記者、ケン・ローゼンタール氏は「そこなんです」と即答。「オオタニは肘の手術明けなので、シーズン中に先発投手としてビルドアップ(強度を上げながらの調整)をしていくことは、さらに複雑です」と説明する。
「普通の投手の場合、チームはその投手のイニング数で疲労度を測ります。オオタニの場合は変化する様々な要素が絡んできます。スケジュール、移動、打者としてどれだけ能力を発揮しているか、そして試合中どれだけ傷を負っているか、などです。彼はブルペンでの投球練習で30球を投げるかもしれないし、10〜12球にとどまるかもしれません。鍵となるのは、ドジャースのマーク・プライヤー投手コーチによれば、オオタニが自身の感覚や何が必要かについてコミュニケーションを取るのが非常に上手いと話していたことです」
投球間の“休養”はなく、投げない日は打者として出場し続ける大谷ならではの難しさを語った。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は7日(日本時間8日)のブルワーズ戦前、大谷の前半戦の登板がないことをほのめかしている。
(Full-Count編集部)